“遠去”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とおざ90.0%
とほざか10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かくしてそのトラックは速力をゆるめることなしに、店員にガソリンの排気はいきをいやというほど引掛ひっかけて遠去とおざかっていってしまったのである。
鞄らしくない鞄 (新字新仮名) / 海野十三(著)
くろい頭巾ずきんの中から、ふくろのような目をギョロリとさせて、やなぎがくれに遠去とおざかる三つの網代笠あじろがさを見おくっていたが、やがてウムとひとりでうなずいた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
四方に電車が別れ別れに遠去とほざかるとき
太陽の子 (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)