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入組
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いりく
ふりがな文庫
“
入組
(
いりく
)” の例文
栃木県の一部分にも、たしかまた草履を片足盗んで斬られたという話があり、
顛末
(
てんまつ
)
は少し
入組
(
いりく
)
んでいたが、寺の名は長松寺とか何とかいっている。
野草雑記・野鳥雑記:02 野鳥雑記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
商売人と云うものは
入組
(
いりく
)
んで/\
滅茶々々
(
めちゃめちゃ
)
になったと
云
(
い
)
うその間に、又種々様々の面白いことのあるもので、そんな馬鹿な事が出来るものか、
啻
(
ただ
)
に商売人に眼らず
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
「それが、どうしても先生に、所外まで
御出
(
おい
)
で願いたいということなんで、実は、いろいろ
入組
(
いりく
)
んだ事情もございまして、所内へ入るのは
嫌
(
いや
)
だと
仰有
(
おっしゃ
)
いますのですが……」
国際殺人団の崩壊
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
久
(
ひさ
)
しい
以前
(
いぜん
)
だけれども、
今
(
いま
)
も
覺
(
おぼ
)
えて
居
(
ゐ
)
る。
一度
(
いちど
)
は
本郷
(
ほんがう
)
龍岡町
(
たつをかちやう
)
の、あの
入組
(
いりく
)
んだ、
深
(
ふか
)
い
小路
(
こうぢ
)
の
眞中
(
まんなか
)
であつた。
一度
(
いちど
)
は
芝
(
しば
)
の、あれは
三田
(
みた
)
四國町
(
しこくまち
)
か、
慶應大學
(
けいおうだいがく
)
の
裏
(
うら
)
と
思
(
おも
)
ふ
高臺
(
たかだい
)
であつた。
木菟俗見
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
それと
繋
(
つな
)
がらない他の府県にも飛び飛びに
弘
(
ひろ
)
く
行渡
(
ゆきわた
)
っているうえに、方法と言葉の異同が
入組
(
いりく
)
んでいるのは、何か一つの古い起りがあって、近年の流行ではないように思わせる。
こども風土記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
▼ もっと見る
……ずゐぶん
露地
(
ろぢ
)
を
入組
(
いりく
)
んだ
裏屋
(
うらや
)
だから、
恐
(
おそ
)
る/\、それでも、
崩
(
くづ
)
れ
瓦
(
がはら
)
の
上
(
うへ
)
を
踏
(
ふ
)
んで
行
(
ゆ
)
きつくと、
戸
(
と
)
は
開
(
あ
)
いたけれども、
中
(
なか
)
に
人氣
(
ひとけ
)
は
更
(
さら
)
にない。おなじく
難
(
なん
)
を
避
(
さ
)
けて
居
(
ゐ
)
るのであつた。
露宿
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
ソレが
略
(
ほぼ
)
分るようになろうと云うまでには骨の折れた話で、その
謂
(
いわ
)
れ因縁が少しずつ分るようになって来て、
入組
(
いりく
)
んだ事柄になると五日も十日も
掛
(
かかっ
)
てヤット胸に落ると
云
(
い
)
うような
訳
(
わけ
)
で
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
表
(
おもて
)
からは、
木戸
(
きど
)
を
一
(
ひと
)
つ
丁字形
(
ちやうじがた
)
に
入組
(
いりく
)
んだ
細
(
ほそ
)
い
露地
(
ろぢ
)
で、
家
(
いへ
)
と
家
(
いへ
)
と、
屋根
(
やね
)
と
屋根
(
やね
)
と
附着
(
くツつ
)
いて
居
(
ゐ
)
る
處
(
ところ
)
だから、
珊瑚
(
さんご
)
の
流
(
なが
)
れは、
壁
(
かべ
)
、
廂
(
ひさし
)
にしがらんで、
堰
(
せ
)
かるゝと
見
(
み
)
えて、
表欄干
(
おもてらんかん
)
から
見
(
み
)
たのと
較
(
くら
)
べては
番茶話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
入
常用漢字
小1
部首:⼊
2画
組
常用漢字
小2
部首:⽷
11画
“入”で始まる語句
入
入用
入口
入牢
入来
入水
入込
入交
入日
入相