トップ
>
代金
>
だいきん
ふりがな文庫
“
代金
(
だいきん
)” の例文
しかたなく、八
俵
(
ぴょう
)
の
代金
(
だいきん
)
をふるえる
手
(
て
)
で、うけとると、おそろしい
顔
(
かお
)
をして、このいかめしい
門
(
もん
)
のある
家
(
いえ
)
をみかえって
出
(
で
)
ていきました。
鐘
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
代金
(
だいきん
)
は
誰
(
だれ
)
がきめたものか、いづこも
宿賃
(
やどちん
)
二三
百円
(
びやくゑん
)
を
除
(
のぞ
)
いて、
女
(
をんな
)
の
収入
(
しうにふ
)
は
客
(
きやく
)
一人
(
ひとり
)
につき
普通
(
ふつう
)
は三
百円
(
びやくゑん
)
から五
百円
(
ひやくゑん
)
、一
泊
(
ぱく
)
は
千円
(
せんゑん
)
以上
(
いじやう
)
だと
云
(
い
)
ふ。
吾妻橋
(新字旧仮名)
/
永井荷風
、
永井壮吉
(著)
やがて、その
商人
(
あきうど
)
は、やう/\のことで
元
(
もと
)
は
天竺
(
てんじく
)
にあつたのを
求
(
もと
)
めたといふ
手紙
(
てがみ
)
を
添
(
そ
)
へて、
皮衣
(
かはごろも
)
らしいものを
送
(
おく
)
り、
前
(
まへ
)
に
預
(
あづか
)
つた
代金
(
だいきん
)
の
不足
(
ふそく
)
を
請求
(
せいきゆう
)
して
來
(
き
)
ました。
竹取物語
(旧字旧仮名)
/
和田万吉
(著)
平伏
(
へいふく
)
なし御尋ねの如く其節損じ候
御道具
(
おだうぐ
)
代金
(
だいきん
)
と致し差出せし事相違御座なく候と申けるに大岡殿附添の留守居へ向はれ然らば今日は
先
(
まづ
)
退
(
たい
)
出致すべし追て呼出す間吟味中
屹度
(
きつと
)
愼
(
つゝし
)
ませ置べしと申渡され夫より又此段京都所司代松平丹波守殿へ
急使
(
はやうち
)
にて申送られければ松平殿是を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
おじいさんは、おばあさんが、こいの
代金
(
だいきん
)
を
払
(
はら
)
ってくれるとにこにこしました。そして、ふところから
美
(
うつく
)
しい
千代紙
(
ちよがみ
)
を
出
(
だ
)
しました。
千代紙の春
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
道子
(
みちこ
)
は
一晩
(
ひとばん
)
稼
(
かせ
)
げば
最低
(
さいてい
)
千
(
せん
)
五六
百円
(
ぴやくゑん
)
になる
身体
(
からだ
)
。
墓石
(
ぼせき
)
の
代金
(
だいきん
)
くらい
更
(
さら
)
に
驚
(
おどろ
)
くところではない。
冬
(
ふゆ
)
の
外套
(
ぐわいたう
)
を
買
(
か
)
ふよりも
訳
(
わけ
)
はない
話
(
はなし
)
だと
思
(
おも
)
つた。
吾妻橋
(新字旧仮名)
/
永井荷風
、
永井壮吉
(著)
おばあさんは、こいの
代金
(
だいきん
)
なんど
払
(
はら
)
うものかと
思
(
おも
)
っていましたが、いまこの
男
(
おとこ
)
のいうことを
聞
(
き
)
くと、なるほど、もっともだと
思
(
おも
)
いました。
千代紙の春
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
このおじいさんにもかわいい
孫
(
まご
)
が
家
(
うち
)
に
待
(
ま
)
っているのだから、おばあさん、こいの
代金
(
だいきん
)
をはらっておやりなさい。
千代紙の春
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そのおさめ
終
(
お
)
わった
日
(
ひ
)
に、
男
(
おとこ
)
は
代金
(
だいきん
)
をせいきゅうしますと、おさめた
俵数
(
たわらかず
)
より、二
俵
(
ひょう
)
少
(
すく
)
なく、これしかうけとらぬから、それだけの
代金
(
だいきん
)
しかはらえないというのでした。
鐘
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“代金”の意味
《名詞》
代 金(だいきん)
品物を買ったときなどに対価として支払うお金。
(出典:Wiktionary)
代
常用漢字
小3
部首:⼈
5画
金
常用漢字
小1
部首:⾦
8画
“代”で始まる語句
代
代物
代々
代赭
代替
代表
代赭色
代地
代掻
代診