“そのもと”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ソノモト
語句割合
其許69.2%
其本7.7%
其原7.7%
其下7.7%
其元7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三年跡其許そのもとを妻女に持ってから後は其許の孝行と貞節にじて、何卒なにとぞ悪事をくと心掛けるものゝ、同類も追々に殖え何分にも足を洗う事叶わず
すべひとたるものつね物事ものごとこゝろとゞめ、あたらしきことおこることあらば、何故なにゆゑありてかゝこと出來できしやと、よく其本そのもと詮索せんさくせざるべからず。
改暦弁 (旧字旧仮名) / 福沢諭吉(著)
其本そのもと由縁いはれをさへわきまふれば如何いかなる新奇しんきなることにてもあやしむにるものなし。
改暦弁 (旧字旧仮名) / 福沢諭吉(著)
した逃亡かけおちして來りし處喜八が右の一件に付兩人共生ては居られぬ其原そのもとの起りは吉之助殿初瀬留が故なりとてすでくびれんとするを漸々やう/\なだすかおき何卒なにとぞ喜八が罪を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
あらた拙者せつしや店子たなこの喜八と申者元は其許樣の方につとめしとの事なるが此度このたび不慮ふりよ災難さいなんにて火附盜賊におちい召捕めしとられたり其原そのもとの起りは御子息ごしそく吉之助殿故なり其譯そのわけは斯樣々々の事なりと淺草あさくさにて吉之助にあひしより喜八方へ引取り勘當かんだうわび
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
じて我ぞよりたる小柱に鬢香びんがのこらむ其下そのもとに寝よ
舞姫 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
くるわにてわかい者と云私し宅に五ヶ年の間相勤あひつとめます中少しも後暗あとくらきこともなく實に正直しやうぢき正路しやうろの者なりと言ければ大岡殿は其傳吉事奉公ほうこう中給金其外にて百五十兩程たくはへ其元そのもとへ預け歸國の節持返もちかへりしと申が然樣成や四郎左衞門如何にも五ヶ年の内にわたくしへ百廿兩あづけ置歸國のせつ其金を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)