“しんどう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
震動60.0%
新道8.6%
神童8.6%
振動2.9%
神道2.9%
臣道2.9%
新洞2.9%
深堂2.9%
真胴2.9%
神洞2.9%
進藤2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それと知って五少年は、部屋中を探しまわったあげく、天井の隅のところが震動しんどうして、かすかに壁土が落ちてくるのを発見した。
時計屋敷の秘密 (新字新仮名) / 海野十三(著)
はげしい暴風雨あらしがあつて、鉄道が不通に成り、新道しんどうとても薬研やげんに刻んで崩れたため、旅客りょかくは皆こゝを辿たどつたのであるが、其も当時だけで、又中絶なかだえして、今は
貴婦人 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
ころげちた神童しんどう畸童きどう、どっちも、そこでは健在けんざいだったが、落ちゆくまに、竹童ちくどうはかれの耳タブをギュッとつかみ、蛾次郎はあいての口中こうちゅう拇指おやゆび、もう一本、はなのあなへ人差指ひとさしゆびッこんでいた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかしながら大地震だいぢしんになると、初期微動しよきびどうでもけつして微動びどうでなく、おほくのひとにとつては幾分いくぶん脅威きよういかんずるようなおほいさの振動しんどうである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
初期微動しよきびどう主要動しゆようどう比較ひかくしてだいなるはやさをつてゐるが、しかしながら振動しんどうおほいさは、反對はんたい主要動しゆようどうほうかへつてだいである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
而して翌朝到頭息を引取った。彼女は十六であった。彼女の家は、神道しんどう禊教みそぎきょうの信徒で、葬式も神道であった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
彼女は神道しんどう大成教たいせいきょうの熱心な信者で、あまり大きくもない屋敷の隅には小さなほこらが祭ってあって、今でも水垢離みずごりとって、天下泰平てんかたいへい国土安穏こくどあんのん五穀成就ごこくじょうじゅ息災延命そくさいえんめいを朝々祈るのである。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
「さりとは似あわしからぬことば、それは世のつねの敗軍の将のことで、羽将軍のごときは、名分ある降服というべきではずるどころではない。堂々臣道しんどうまことまれておる」
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
大歩たいほ臣道しんどう
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
バクスターはさらに思いをこらして、旧洞きゅうどうはもっぱら台所、食堂および物置きにあて、新洞しんどうは寝室および読書室となした。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
俗衆の中に生活くらしている吾々のうたうのと違って、ああして、名門にいでて、深堂しんどう座主ざすとなられていては、花鳥風月の心はわかっても、ほんとに、人間の悩みとか、涙とか、迷いとか、そういう歌は
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その大気魄にのっとって、命名したところの「五点之次第」で、さらに詳しく述べる時は、敵の刀を宙へ刎ね、自刀セメルの位置をもって、敵の真胴しんどうを輪切るのであった。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
また山をじ川をわたり、世の塵紛じんふんを忘れて神洞しんどう仙窟せんくつに遊ぶがごとく、おおい体力たいりょくの重量をすに至れり。
いっぽう牢番頭の同心太田原伝三郎は雨戸を厳重にしめきって、八じょうの奥の間に、進藤しんどう今井いまい久保田くぼたという三人の剣士とともに、お酒をのんでとうの詩などを吟じておりました。
幻術天魔太郎 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)