神童しんどう)” の例文
「いやあ、この子は神童しんどうだ」とエピナッソーはおどり上がってよろこんだ。
ころげちた神童しんどう畸童きどう、どっちも、そこでは健在けんざいだったが、落ちゆくまに、竹童ちくどうはかれの耳タブをギュッとつかみ、蛾次郎はあいての口中こうちゅう拇指おやゆび、もう一本、はなのあなへ人差指ひとさしゆびッこんでいた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そのかみの神童しんどうの名の
一握の砂 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)