神道しんどう)” の例文
而して翌朝到頭息を引取った。彼女は十六であった。彼女の家は、神道しんどう禊教みそぎきょうの信徒で、葬式も神道であった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
彼女は神道しんどう大成教たいせいきょうの熱心な信者で、あまり大きくもない屋敷の隅には小さなほこらが祭ってあって、今でも水垢離みずごりとって、天下泰平てんかたいへい国土安穏こくどあんのん五穀成就ごこくじょうじゅ息災延命そくさいえんめいを朝々祈るのである。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)