“ふりうご”の漢字の書き方と例文
語句割合
振動100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
火は附いていないから、火傷やけどはさせぬが、夢中で取られまいと振動ふりうごかす、小児こどもは手を出す、飛車をげる。
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
歩行あるくに連れて、烏の形動きまとふを見て、次第に疑惑うたがいを増し、手を挙ぐれば、烏も同じく挙げ、そで振動ふりうごかせば、ひとしく振動かし、足を爪立つまだつれば爪立ち、しゃがめば踞むをすかながめて
紅玉 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)