“しんがく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
深岳20.0%
震愕20.0%
清楽13.3%
神額6.7%
心学6.7%
深壑6.7%
深嶽6.7%
神學6.7%
神楽6.7%
進學6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、あたかも、深岳しんがくおおかみが、れをなしてさとへでるごとく、れつをつくって、てんおか石段いしだんくだりはじめる。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ここにおいて髯将軍たちまち熱狂し、見物席なる二階のボックスに突っ立ち上がり、旅館の浴衣ゆかたのまま、汗とほこりに汚れた白帽子を右手に握り締め、天地を震愕しんがくせしむる大音声に
康有為こうゆういの建てた大同学校に於てする清楽しんがくの哀歌がほそぼそとカーテンから洩れている。
かんかん虫は唄う (新字新仮名) / 吉川英治(著)
はぬいて自分のこしにはさみ、神額しんがくいたは、人の気づかぬような雑木帯ぞうきたいがけへ目がけて力まかせにほうりすてた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
だのに……と思ってよくよくちゅうと大地のしなとを見くらべてみると、鳥居の上には神額しんがくふちだけがのこっていて、なかの板だけがここへ落とされてあることがわかった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
話のうちにいわゆる心学しんがくを説いた円朝の面目めんぼくうかがわれる。五百はいて感慨に堪えなかったそうである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
南方数十歩には、天工のまさかりで削ったような、極めて堅緻けんちの巨岩が、底知れずの深壑しんがくから、何百尺だかわからなく、屹立きつりつしている。
穂高岳槍ヶ岳縦走記 (新字新仮名) / 鵜殿正雄(著)
三十歳だいに書いた親鸞は、めくら蛇にじずだったが、四十台になるとなまなか人生や人間をるにも、うす目のあいてきたせいか、深嶽しんがくに足をふみ入れたようなもので
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
とき神學しんがく議論ぎろんまであらはれて一しきりはシガーのけむ熢々濛々ぼう/\もう/\たるなかろくしち人面じんめん隱見いんけん出沒しゆつぼつして、甲走かんばしつた肉聲にくせい幾種いくしゆ一高一低いつかういつてい縱横じゆうわうみだれ、これにともな音樂おんがくはドスンとたくおと
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
唖然あぜんとして、そのたくさんな顔も、やがてくつやわらじをわれがちに穿き込んでいた。そして泰岳の上ではもう暁をやぶる一番のときの太鼓につづいて、玲々れいれいと鳴る神楽しんがくかすみのうちにこだましていた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
〔譯〕ふんの一字、是れ進學しんがく機關きくわんなり。しゆん何人なんぴとぞや、われ何人ぞや、まさに是れふん