“雑木帯”の読み方と例文
読み方割合
ぞうきたい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はぬいて自分のこしにはさみ、神額しんがくいたは、人の気づかぬような雑木帯ぞうきたいがけへ目がけて力まかせにほうりすてた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
征矢そやにくるった馬の上から、もんどり打っておとされた穴山梅雪あなやまばいせつは、あけにそんだ身を草むらのなかより起すがはやいか、無我夢中むがむちゅうのさまで、道もない雑木帯ぞうきたいへ逃げこんだ。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)