“さひは”の漢字の書き方と例文
語句割合
幸100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
重四郎は是(これ)幸(さひは)ひと娘の部屋(へや)を覗(のぞ)き見れば折節(をりふし)お浪は只(たゞ)獨(ひと)り裁縫(ぬひもの)をなし居たるにぞ頓(やが)て件(くだ)んの文(ふみ)を取出しお浪の袖(そで)へ密(そつ)と入(いれ)何喰(なにくは)ぬ顏(かほ)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ヘイ、色々(いろ/\)に介抱(かいはう)いたしましたが気(き)が附(つ)きませぬ、此上(このうへ)は如何(いかゞ)いたしませう。殿「イヤ、全(まつた)く生体(しやうたい)なければ幸(さひは)ひぢやて、今度(こんど)は解剖(ふわけ)ぢや。 ...
華族のお医者 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
幸(さひは)ひ、彼處(あれ)に見(み)ゆる白色巡洋艦(はくしよくじゆんやうかん)、あれは何國(いづこ)の軍艦(ぐんかん)で、何處(どこ)から何處(どこ)へ指(さ)しての航海中(かうかいちう)かは分(わか)らぬが、一應(いちおう)かの船(ふね)の助(たす)けを求(もと)めては如何(どう)だらう。
其事(そのこと)、お前(まへ)と母(はゝ)とは、之(これ)が永遠(えいゑん)の別(わかれ)となるかも知(し)れませんが、幸(さひは)ひにお前(まへ)の生命(いのち)が助(たすか)つたなら、之(これ)から世(よ)に立(た)つ時(とき)に、始終(しじう)其(その)言葉(ことば)を忘(わす)れず、誠實(まこと)の人(ひと)とならねばなりませんよ。
幸(さひは)ひ、沈沒(ちんぼつ)の間際(まぎわ)に、貴方(あなた)が投(な)げて下(くだ)さつた浮標(うき)にすがつて、浪(なみ)のまに/\漂(たゞよ)つて居(を)る内(うち)、其(その)翌朝(よくあさ)になつて見(み)ると、漫々(まん/\)たる大海原(おほうなばら)の遙(はる)か彼方(かなた)に、昨夜(さくや)の海賊船(かいぞくせん)らしい一艘(いつそう)の船(ふね)が