“きが”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
起臥30.2%
飢餓21.7%
着更9.3%
気兼9.3%
饑餓7.0%
着換7.0%
木香4.7%
帰臥3.9%
木賀1.6%
着返0.8%
帰駕0.8%
材香0.8%
気変0.8%
気賀0.8%
著更0.8%
著替0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小人から罵詈されるとき、罵詈それ自身は別に痛痒を感ぜぬが、その小人の面前に起臥しなければならぬとすれば、誰しも不愉快だろう。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
濛々とこめる戦雲と朝霧に明けて、夜もすがら戦い通した籠城の兵に、ふたたび飢餓と、炎暑と、重い疲労が思い出された朝の一瞬
剣の四君子:02 柳生石舟斎 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
山根省三は洋服を宿の浴衣着更えて投げだすように疲れた体を横に寝かし、隻手肱枕をしながら煙草を飲みだした。
水郷異聞 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
小説の材料に使えるなどとは無論思わなかったが、ただこの気兼ねな訪問者から、少しでも早くのがれたかったからである。
悪霊 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
ところが、飢えたる者は人の美饌くるを見ては愈々飢のを感ずる道理がある。ける者は人の饑餓に臨めるを見ては、余計に之を哀れむの情を催す道理がある。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
新婿の彌八などは、半身浴びるやうな血を受けて、咄嗟の間に着換へをしたほどのひどい姿になつてゐたのです。
そしてそこにも、まだ木香のするような借家などが、次ぎ次ぎにお茶屋か何かのような意気造りな門に、電燈を掲げていた。
蒼白い月 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
半蔵の学友、蜂谷香蔵、今こそあの同門の道づれも郷里中津川の旧廬帰臥しているが、これも神祇局時代には権少史として師の仕事を助けたものである。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
一山の風致、箱根の大地獄より強羅を經て木賀に下るあたりと、ほゞ相似たり。
碓氷峠 (旧字旧仮名) / 大町桂月(著)
寝巻を着返えて蒲団の中へは入ると子は俯伏せになって、川の水でも飲むような格好で一口鉢の湯を呑んだ。
(新字新仮名) / 横光利一(著)
家へ帰った時母は鑵詰を米から受け取って「お前まアこの間着返えた着物やないか。」
(新字新仮名) / 横光利一(著)
黙々と、ただ、頷いていられるのみで、やがて、城中から帰駕されてしまった。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ガソリン・コールター・材香・沈丁と感じ来て春しもよ暗夜行くなり
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
「そう、人間のように欲深でもないし、いちどじれば、気変わりなんかしないからね。」と、秀吉えたのです。
さか立ち小僧さん (新字新仮名) / 小川未明(著)
此処から天龍川を遡上ったものか、右へ秋葉山の近道を辿ったものか、それとも左へ気賀へ出たものか、暫らく考えて居ると、男の子が二三人、れ路のほとりで
江戸の火術 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
章一は目黒駅へ往く時間が迫って来たので急いで著更えをしていた。
一握の髪の毛 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
ほんの一二枚の著替えしかもっていなかったところから、病気が長引くとみて、必要なものだけひと東京の宅から送らせて、当分この町に滞在するつもりであったが、看護に行っていて
挿話 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)