“きかえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
着換33.3%
着替33.3%
着変16.7%
着更16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
顔を洗って着物を着換きかえた所へ、書斎の方のドアをノックするものがあった。来客である。彼は寝室を出て、書斎のドアを開いた。
恐怖王 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
それから顔を滅茶滅茶に傷つけて、着物を着替きかえさせ、ちゃんと時間を調べて置いた夜の貨物列車が、窓の外にとまるのを待って、屋根伝いにそこへ抱きおろす。という順序なのだ。
(新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
それで老母を初め細君娘、お徳までの着変きかえやら何かに一しきりさわがしかったのが、出てったあとは一時にしんとなって家内やうち人気ひとげが絶たようになった。
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
退省ひけて下宿へ帰る、衣服を着更きかえる、直ぐ何処いずれへか遊びに出懸けて、落着て在宿していた事はまれだという。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)