着換きかえ)” の例文
下宿へ帰って来た俊助しゅんすけは、制服を和服に着換きかえると、まず青いかさをかけた卓上電燈の光の下で、留守中るすちゅうに届いていた郵便へ眼を通した。
路上 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
顔を洗って着物を着換きかえた所へ、書斎の方のドアをノックするものがあった。来客である。彼は寝室を出て、書斎のドアを開いた。
恐怖王 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
「サア、これでいい。花婿さま御用ずみだ。着物を着換きかえて来るがいい」
恐怖王 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)