“強羅”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごうら77.8%
かうら11.1%
がうら11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「軽井沢は去年行ったし、妾今年は箱根へ行こうかしらと思っているの。今年は電車が強羅ごうらまで開通したそうだし、便利でいゝわ。」
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
一山の風致、箱根の大地獄より強羅かうらを經て木賀きがに下るあたりと、ほゞ相似たり。
碓氷峠 (旧字旧仮名) / 大町桂月(著)
電車が出来てから、箱根は却つて奥の方が好くなつた。湯元や塔の沢よりも、強羅がうら仙石せんごく小湧谷こわくだにの方が好くなつた。
女の温泉 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)