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着換
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きが
ふりがな文庫
“
着換
(
きが
)” の例文
ぼくはいやで仕方なかったので内藤先生が行ってからそっと球根をむしろの中へ
返
(
かえ
)
して、急いで校舎へ入って実習
服
(
ふく
)
を
着換
(
きが
)
えてうちに帰った。
或る農学生の日誌
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
新婿の彌八などは、半身浴びるやうな血を受けて、
咄嗟
(
とつさ
)
の間に
着換
(
きが
)
へをしたほどのひどい姿になつてゐたのです。
銭形平次捕物控:287 血塗られた祝言
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「おかえりなさいまし」お
内儀
(
かみ
)
のお
妻
(
つま
)
は、夫の手から、
印鑑
(
いんかん
)
や
書付
(
かきつけ
)
の入った小さい
折鞄
(
おりかばん
)
をうけとると、
仏壇
(
ぶつだん
)
の前へ載せ、それから
着換
(
きが
)
えの羽織を
衣桁
(
いこう
)
から取って
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
それも
飽
(
あ
)
きたから、寝られないまでも
床
(
とこ
)
へはいろうと思って、寝巻に
着換
(
きが
)
えて、
蚊帳
(
かや
)
を
捲
(
ま
)
くって、赤い
毛布
(
けっと
)
を
跳
(
は
)
ねのけて、とんと
尻持
(
しりもち
)
を
突
(
つ
)
いて、
仰向
(
あおむ
)
けになった。
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
使は本多の邸へ引き取って常の衣服に
着換
(
きが
)
えた上で、振舞いを受けることになっていたのである。
佐橋甚五郎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
▼ もっと見る
私は直ぐに
着換
(
きが
)
へた。そしてロチスター氏がフェアファックス夫人の部屋を出るのをきいて
急
(
いそ
)
いでそこへ下りて行つた。老婦人は聖書の朝讀む部分——その日の日課を讀んでゐたのだつた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
お二人は家に入り、母さまが
迎
(
むか
)
えなされて戸の
環
(
わ
)
を
嵌
(
は
)
めておられますうちに、童子はいつかご自分の
床
(
とこ
)
に
登
(
のぼ
)
って、
着換
(
きが
)
えもせずにぐっすり
眠
(
ねむ
)
ってしまわれました。
雁の童子
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
師範は制服をつけているが、中学は式後
大抵
(
たいてい
)
は日本服に
着換
(
きが
)
えているから、敵味方はすぐわかる。
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
平次は手早く顏を洗つて、
着換
(
きが
)
へると、十手を腰に、おろ/\する女房のお靜に、——安心しろ——と言つた一
瞥
(
べつ
)
を與へたまゝ、ガラツ八を先に立てて、朝の路地へパツと飛出しました。
銭形平次捕物控:181 頬の疵
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
着換
(
きが
)
へさせたやうだね」
銭形平次捕物控:259 軍学者の妾
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
着
常用漢字
小3
部首:⽬
12画
換
常用漢字
中学
部首:⼿
12画
“着換”で始まる語句
着換場