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きがね
ふりがな文庫
“きがね”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
気兼
94.6%
氣兼
5.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
気兼
(逆引き)
揉むには当らぬ。お前の事は
初手
(
しょて
)
からいわば私が
酔興
(
すいきょう
)
でこうして
隠
(
かくま
)
って上げているの故、余計な
気兼
(
きがね
)
をせずと安心していなさるがいい。
散柳窓夕栄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
暑さに憩うだけだったら、清水にも瓜にも
気兼
(
きがね
)
のある、茶店の近所でなくっても、求むれば、別なる松の下蔭もあったろう。
瓜の涙
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
きがね(気兼)の例文をもっと
(35作品)
見る
氣兼
(逆引き)
彼等
(
かれら
)
は
障子
(
しやうじ
)
を
張
(
は
)
る
美濃紙
(
みのがみ
)
を
買
(
か
)
ふのにさへ
氣兼
(
きがね
)
をしやしまいかと
思
(
おも
)
はれる
程
(
ほど
)
、
小六
(
ころく
)
から
見
(
み
)
ると、
消極的
(
せうきよくてき
)
な
暮
(
くら
)
し
方
(
かた
)
をしてゐた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
催
(
もよほ
)
し
實
(
まこと
)
に驚き入たる
御志操
(
おこゝろざし
)
なれども夫よりは
貴孃
(
あなた
)
の
御縹緻
(
ごきりやう
)
なれば御縁の口は何程も有るべし我等
豫
(
かね
)
て
頼
(
たのみ
)
置
(
おき
)
たれば
先
(
まづ
)
待
(
まち
)
給へと云ふに
否
(
いな
)
縁付も
氣兼
(
きがね
)
が否なれば
氣樂
(
きらく
)
に遊女奉公を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
しばらく
待
(
ま
)
ち
合
(
あは
)
せてゐたが、
宗助
(
そうすけ
)
はついに
空腹
(
くうふく
)
だとか
云
(
い
)
ひ
出
(
だ
)
して、
一寸
(
ちよつと
)
湯
(
ゆ
)
にでも
行
(
い
)
つて、
時間
(
じかん
)
を
延
(
の
)
ばしたらといふ
御米
(
およね
)
の
小六
(
ころく
)
に
對
(
たい
)
する
氣兼
(
きがね
)
に
頓着
(
とんぢやく
)
なく、
食事
(
しよくじ
)
を
始
(
はじ
)
めた。
其時
(
そのとき
)
御米
(
およね
)
は
夫
(
をつと
)
に
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
きがね(氣兼)の例文をもっと
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