“御縹緻”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごきりょう75.0%
ごきりやう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かあさまがたいへんおうつくしいかたであっため、おかあさま敦子あつこさまもめるような御縹緻ごきりょうで、ことにその生際はえぎわなどは、ふるえつくほどお綺麗きれいでございました。
それで御当人は、優れた御縹緻ごきりょうなんですから恐れ入りますねえ。仲間ちゅうげん小者こものでも、出入りの小間物屋でもなんでも、お気が向けばお話合いになろうというのだから情けないったら。
大菩薩峠:33 不破の関の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
もよほまことに驚き入たる御志操おこゝろざしなれども夫よりは貴孃あなた御縹緻ごきりやうなれば御縁の口は何程も有るべし我等かねたのみおきたればまづまち給へと云ふにいな縁付も氣兼きがねが否なれば氣樂きらくに遊女奉公を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)