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御縹緻
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ごきりょう
ふりがな文庫
“
御縹緻
(
ごきりょう
)” の例文
お
母
(
かあ
)
さまが
大
(
たい
)
へんお
美
(
うつく
)
しい
方
(
かた
)
であった
為
(
た
)
め、お
母
(
かあ
)
さま
似
(
に
)
の
敦子
(
あつこ
)
さまも
眼
(
め
)
の
覚
(
さ
)
めるような
御縹緻
(
ごきりょう
)
で、
殊
(
こと
)
にその
生際
(
はえぎわ
)
などは、
慄
(
ふる
)
えつくほどお
綺麗
(
きれい
)
でございました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
それで御当人は、優れた
御縹緻
(
ごきりょう
)
なんですから恐れ入りますねえ。
仲間
(
ちゅうげん
)
小者
(
こもの
)
でも、出入りの小間物屋でもなんでも、お気が向けばお話合いになろうというのだから情けないったら。
大菩薩峠:33 不破の関の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
打
(
う
)
ち
見
(
み
)
るところお
年齢
(
とし
)
はやっと二十四五、
小柄
(
こがら
)
で
細面
(
ほそおもて
)
の、
大
(
たい
)
そう
美
(
うつく
)
しい
御縹緻
(
ごきりょう
)
でございますが、どちらかといえば
少
(
すこ
)
し
沈
(
しず
)
んだ
方
(
ほう
)
で、きりりとやや
釣
(
つ
)
り
気味
(
ぎみ
)
の
眼元
(
めもと
)
には
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
お
面
(
かお
)
つきや、
御縹緻
(
ごきりょう
)
のほどは少しもわからないのでございます——なに、しょっちゅう頭巾のかぶり通し——はてな、兵馬が気ぜわしいうちにも頭を
捻
(
ひね
)
って、考えさせられたのは
大菩薩峠:41 椰子林の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
『あんなにお
美
(
うつく
)
しい
御縹緻
(
ごきりょう
)
に
生
(
うま
)
れて
敦子
(
あつこ
)
さまは
本当
(
ほんとう
)
に
仕合
(
しあわ
)
せだ……。』そう
言
(
い
)
ってみんなが
羨
(
うらや
)
ましがったものでございますが、
後
(
あと
)
で
考
(
かんが
)
えると、この
御縹緻
(
ごきりょう
)
が
却
(
かえ
)
ってお
身
(
み
)
の
仇
(
あだ
)
となったらしく
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
縹
漢検1級
部首:⽷
17画
緻
常用漢字
中学
部首:⽷
16画
“御縹緻”で始まる語句
御縹緻好