“おへんじ”の漢字の書き方と例文
語句割合
御返事100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それからしてらぬとおつしやりまする、うかとつてすこしなりともわたし言條いひでうてゝけぬ御返事おへんじをしましたらそれとつてにてゆけとはれるは必定ひつぢやう
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
天一坊樣へ日向守御目通おんめどほり致しぢき御伺おんうかゞひ申度儀御座候得ば明日御役宅迄やくたくまで天一坊樣に御入來ごじゆらいある樣とのおもむきなりとのべければ大膳はとく聞濟きゝすまし其段は一おううかゞひの上御返事おへんじに及び申べしと座を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
わすれていだことばもなくよゝときしがおまへさまにそのやうな御覺悟おかくごさせますほどなら此苦勞このくらうはいたしませぬ御入來おいできは不審いぶかしけれど無情つれな御返事おへんじといふにもあらぬを
五月雨 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
八重やへさぞうちつけなとあきれもせんが一生いつしやうねがひぞよ此心このこゝろつたへてはたまはるまじやうれしき御返事おへんじきたしとは努々ゆめ/\おもはねどゆゑみじかきいのちぞともられててなば本望ほんもうぞかしとうちしほるれば
五月雨 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
なんとせんさて人妻ひとづまとなりての心得こゝろえむすめときとはことなるものとか御氣おきらばけれどかれなばかなしきことまづそれよりも覺束おぼつかなきはふみ御返事おへんじなり御覽ごらんにはなりたりともそのまゝおしまろめたまひしやらかへりて御機嫌ごきげん
五月雨 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)