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ろけん
ふりがな文庫
“
露顯
(
ろけん
)” の例文
新字:
露顕
まさか惡事
露顯
(
ろけん
)
とも知らず、ノコノコやつて來た清次郎を平次とガラツ八と二人で取つて押へるのに、どんなに骨を折つた事でせう。
銭形平次捕物控:007 お珊文身調べ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
なせし者なり江戸表へ御供致せば
惡事
(
あくじ
)
露顯
(
ろけん
)
いたすべし
然
(
さ
)
れば
忽
(
たちま
)
ち
罪科
(
ざいくわ
)
に行はれんが此儀は如何あらんと云ふに吉兵衞は答へて予が守護を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
因果
(
いんぐわ
)
を
含
(
ふく
)
めし
情
(
なさけ
)
の
詞
(
ことば
)
さても
六三
(
ろくさ
)
露顯
(
ろけん
)
の
曉
(
あかつき
)
は、
頸
(
くび
)
さし
延
(
の
)
べて
合掌
(
がつしやう
)
の
覺悟
(
かくご
)
なりしを、
物
(
もの
)
やはらかに
若
(
し
)
かも
御主君
(
ごしゆくん
)
が、
手
(
て
)
を
下
(
さ
)
げるぞ
六三
(
ろくさ
)
邸
(
やしき
)
を
立退
(
たちの
)
いて
呉
(
く
)
れ、
我
(
わ
)
れも
飽
(
あく
)
まで
可愛
(
かあゆ
)
き
其方
(
そち
)
に
暁月夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
欺
(
だま
)
し討になし其金を
奪
(
うば
)
ひ
取
(
とり
)
夫
(
それ
)
而已成
(
のみなら
)
ず文妹富を
欺
(
あざむ
)
きて遊女に賣渡し同人の身の代金三十兩を
掠
(
かす
)
め
取
(
とり
)
其後十兵衞
後家
(
ごけ
)
安
(
やす
)
を己れが惡事
露顯
(
ろけん
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
江戸の子を長崎へ連れて行つても、大阪の子を江戸へ連れて來ても、言葉遺ひだけでも直ぐ身許が
露顯
(
ろけん
)
しなければならぬ筈です。
銭形平次捕物控:043 和蘭カルタ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
私
(
わたし
)
がはぎ
合
(
あは
)
せて
考
(
かんが
)
へると
今
(
いま
)
申
(
まうし
)
た
樣
(
やう
)
な
事
(
こと
)
に
成
(
な
)
るので
御座
(
ござ
)
ります、
其子
(
そのこ
)
に
奧樣
(
おくさま
)
が
似
(
に
)
ていらつしやると
申
(
まをし
)
たのは
夫
(
そ
)
れは
嘘
(
うそ
)
では
御座
(
ござ
)
りませぬけれど、
露顯
(
ろけん
)
しますと
彼男
(
あれ
)
に
私
(
わたし
)
が
叱
(
しか
)
られます
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
經
(
へ
)
し今日
露顯
(
ろけん
)
に及ばんとする事
衆怨
(
しうゑん
)
の歸する所にして
就中
(
なかんづく
)
道十郎が
無念
(
むねん
)
の
魂魄
(
こんぱく
)
とお光が
貞心
(
ていしん
)
を神佛の助け給ふ所ならん恐るべし
愼
(
つゝし
)
むべし。
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「俺の見當では、多分拔荷を
扱
(
あつか
)
つて居たのだと思ふ、——拔荷といふと何でもないやうだが、こいつは大變な御法度で、
露顯
(
ろけん
)
すると獄門にも
磔刑
(
はりつけ
)
にもなる」
銭形平次捕物控:083 鉄砲汁
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
開くわけに行かぬ。いづれゆる/\取出すつもりだが、俺達二人が江戸に居ては、
露顯
(
ろけん
)
の
因
(
もと
)
になる、路用をやるから、今晩中に江戸を退散するやうに——と言ふのだ
銭形平次捕物控:031 濡れた千両箱
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
それが
露顯
(
ろけん
)
して、既に
磔刑
(
はりつけ
)
にもなるべきのところを、その當時長崎奉行の下役をしてゐた、永井平馬に救はれ、その恩があるので、平馬の頼みを斷わり兼ね、惡事と知り乍ら
銭形平次捕物控:080 捕物仁義
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
容易に
露顯
(
ろけん
)
しなかつたのですが、拔け荷と關係があると睨んだ、平次の
慧眼
(
けいがん
)
に見破られ、到頭一味十人
悉
(
こと/″\
)
く生捕られ、直ぐ樣手配をされて、大阪、長崎に居る仲間まで一
掃
(
さう
)
されて了ひました。
銭形平次捕物控:043 和蘭カルタ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
拔荷
(
ぬけに
)
の惡事、吉三郎殺しの
下手人
(
げしゆにん
)
まで
露顯
(
ろけん
)
をしたぞ。觀念せいツ」
銭形平次捕物控:083 鉄砲汁
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
それでたうとう
露顯
(
ろけん
)
したのも
因縁
(
いんねん
)
だらう
銭形平次捕物控:023 血潮と糠
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
露
常用漢字
中学
部首:⾬
21画
顯
部首:⾴
23画
“露”で始まる語句
露
露西亜
露出
露骨
露台
露店
露顕
露地
露草
露呈