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雄
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を
ふりがな文庫
“
雄
(
を
)” の例文
咄嗟
(
とつさ
)
に一切悟つた彼は、
稜威
(
いつ
)
の
雄
(
を
)
たけびを発しながら、力一ぱい
頭
(
かしら
)
を振つた。すると忽ち宮の屋根には、地震よりも凄まじい響が起つた。
老いたる素戔嗚尊
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
わが父はつれづれの
翁
(
おきな
)
、
鶉
(
うづら
)
飼
(
か
)
ひひめもす飽かず、鶉籠
雌
(
め
)
と
雄
(
を
)
とさし寄せ、行き通へよく
番
(
つが
)
へとぞ、い
坐
(
すわ
)
ると、膝に肘張り、眼を凝らし、ただにおはせり。
白南風
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
一二
禽
(
きん
)
を
制
(
せい
)
するは
気
(
き
)
にあり。
婦
(
ふ
)
を制するは其の
夫
(
をつと
)
の
雄
(
を
)
々しきにありといふは、
現
(
げ
)
にさることぞかし。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
雄
(
を
)
も
雌
(
め
)
も共にたゆたひて
北村透谷詩集
(旧字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
夫
(
せ
)
の聲は
雄
(
を
)
の血、
雌
(
め
)
の血の
春鳥集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
▼ もっと見る
戀する人に
雄
(
を
)
ごころと
泣菫詩抄
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
あな
似
(
に
)
つかしき
雄
(
を
)
の
鳥
(
とり
)
の
孔雀船
(旧字旧仮名)
/
伊良子清白
(著)
小牧
(
こまき
)
へはやる
雄
(
を
)
ごころは
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
春の日は若き
雌
(
め
)
と
雄
(
を
)
と
晶子詩篇全集拾遺
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
北に生れし
雄
(
を
)
の馬の
若菜集
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
わが父はつれづれの
翁
(
おきな
)
、
鶉
(
うづら
)
飼
(
か
)
ひひめもす飽かず、鶉籠
雌
(
め
)
と
雄
(
を
)
とさし寄せ、行き通へよく
番
(
つが
)
へとぞ、い
坐
(
すわ
)
ると、膝に肘張り、眼を凝らし、ただにおはせり。
白南風
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
五九
字を学び
韻
(
ゐん
)
を探る人の
惑
(
まどひ
)
をとる
端
(
はし
)
となりて、弓矢とるますら
雄
(
を
)
も富貴は国の
基
(
もとゐ
)
なるをわすれ、
六〇
あやしき
計策
(
たばかり
)
をのみ
調練
(
たねら
)
ひて、ものを
戕
(
やぶ
)
り人を
傷
(
そこな
)
ひ、おのが徳をうしなひて子孫を絶つは
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
雄
(
を
)
の浪は
雌
(
め
)
の浪
趁
(
お
)
ふと。
春鳥集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
歩
(
あゆみ
)
はおそき
雄
(
を
)
の
孔雀
(
くじやく
)
孔雀船
(旧字旧仮名)
/
伊良子清白
(著)
曳かれ来てうしろ振り向く
雄
(
を
)
の
牛
(
うし
)
の
一眼
(
いちがん
)
光る穂薄の風 (一二九頁)
文庫版『雀の卵』覚書
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
花
(
はな
)
を
啄
(
ついば
)
む
雄
(
を
)
の
孔雀
(
くじやく
)
孔雀船
(旧字旧仮名)
/
伊良子清白
(著)
一羽ゐれば
胸高軍鷄
(
むなだかしやも
)
の
雄
(
を
)
の
鷄
(
かけ
)
も
後
(
あと
)
向けりけりはらめく尾の羽根
白南風
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
一羽ゐれば
胸高軍鶏
(
むなだかしやも
)
の
雄
(
を
)
の
鶏
(
かけ
)
も
後
(
あと
)
向けりけりはらめく尾の羽根
白南風
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
雄
(
を
)
の
軍鷄
(
しやも
)
は
丈
(
たけ
)
いさぎよし肩痩せて立ちそびえたり光る眼の
稜
(
かど
)
白南風
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
雄
(
を
)
の
軍鶏
(
しやも
)
は
丈
(
たけ
)
いさぎよし肩痩せて立ちそびえたり光る眼の
稜
(
かど
)
白南風
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
雄
(
を
)
たけびぞ今あがる、
御船
(
みふね
)
泊
(
は
)
てぬ。
新頌
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
雄
(
を
)
たけびぞ今あがる、
御船
(
みふね
)
泊
(
は
)
てぬ。
新頌
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
麗
(
うつ
)
くしき
玳瑁
(
たいまい
)
の
雄
(
を
)
は
畑の祭
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
“雄”の意味
《名詞》
(おす)性別において、卵や胎児を産む能力を有していないもの。
(ユウ)力が強く、技能に秀でている存在。専ら男性的な存在を指して用いられる。
(出典:Wiktionary)
“雄”の解説
雄(オス、牡、en: Male)は、動物の性別のうち、精巣を有し、精子をつくる側のこと。植物の場合は、雄花をつけるもの。対義語は。
(出典:Wikipedia)
雄
常用漢字
中学
部首:⾫
12画
“雄”を含む語句
雌雄
雄鶏
英雄
雄々
雄叫
雄黄
雄鳥
雄蕋
雄心
雄雞
手力雄命
菅忠雄
雄利
久米正雄
高雄
雄山
信雄
雄勝
雄大
雄姿
...