“小牧”の読み方と例文
読み方割合
こまき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼が舌を巻いて嘆じて云った——モチにも網にもかからない家康と、またふたたび、小牧こまきにおいて、にらみあいの対峙たいじをつづけるほかなかった。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
小牧こまきであり、大垣であり、岐阜であり、清洲きよすであり、東海道と伊勢路、その要衝のすべてが、尾張名古屋の城に集中する。
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
伏見屋もどうしたろう、そう言って吉左衛門などがうわさをしているところへ、豊川とよかわ、名古屋、小牧こまき御嶽おんたけ大井おおいを経て金兵衛親子が無事に帰って来た。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)