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小牧
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こまき
ふりがな文庫
“
小牧
(
こまき
)” の例文
彼が舌を巻いて嘆じて云った——モチにも網にもかからない家康と、またふたたび、
小牧
(
こまき
)
において、にらみあいの
対峙
(
たいじ
)
をつづけるほかなかった。
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
小牧
(
こまき
)
であり、大垣であり、岐阜であり、
清洲
(
きよす
)
であり、東海道と伊勢路、その要衝のすべてが、尾張名古屋の城に集中する。
大菩薩峠:29 年魚市の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
伏見屋もどうしたろう、そう言って吉左衛門などがうわさをしているところへ、
豊川
(
とよかわ
)
、名古屋、
小牧
(
こまき
)
、
御嶽
(
おんたけ
)
、
大井
(
おおい
)
を経て金兵衛親子が無事に帰って来た。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
弱音を吐くやうだが、
小牧
(
こまき
)
の旦那が死んぢや、いづれ公儀の御耳に入るだらうし、三日經たないうちに
下手人
(
げしゆにん
)
を擧げるやうにと、宿役人からも折入つての頼みだ。
銭形平次捕物控:154 凧の詭計
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
山崎の合戦、
賤
(
しず
)
ヶ
嶽
(
たけ
)
、
小牧
(
こまき
)
の役、世潮はしぶきをあげて移り変ってゆく。しかもこの師弟のあるく道とその姿とは、七年たっても八年経っても変っていなかった。
剣の四君子:05 小野忠明
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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傳七郎はお孃さんのお
優
(
いう
)
さんと
娶合
(
めあは
)
せられて、
小牧
(
こまき
)
の後を繼ぐことになつてゐたんだが、師匠の鶴吉との仲が知れて、伯父の大旦那にうんと小言を言はれた上、お優さんと娶合せることも
銭形平次捕物控:154 凧の詭計
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
家康の本陣、
小牧
(
こまき
)
にたいして、秀吉の大軍八万余が、
東春日井郡
(
ひがしかすがいごおり
)
の数里にわたって、みちみちていた。
新書太閤記:10 第十分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「お察しの通りだ。實はね、親分、川崎の
小牧
(
こまき
)
半兵衞が殺されたんで——」
銭形平次捕物控:154 凧の詭計
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
とくに、こう
観
(
み
)
ていたので、秀吉は
小牧
(
こまき
)
へさして出陣する前にも、金沢の前田利家へ書を送って
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ともあれ、かれは今、男の四十九歳という最盛期の人生に近づき、外には、
小牧
(
こまき
)
に天下分け目の大戦を抱えながら、内には、
閨門
(
けいもん
)
の政治にも、なかなか多忙をきわめていた。
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
犬山
快捷
(
かいしょう
)
のあと、勝入の
聟
(
むこ
)
の森武蔵守が、われも一功名をと、徳川方の本営
小牧
(
こまき
)
を奇襲するつもりで、羽黒へ潜行し、かえって大敗を喫したのみか、鬼武蔵とよばれた森
長可
(
ながよし
)
は
新書太閤記:10 第十分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「それがいけねえ、承知なら、
機嫌
(
きげん
)
よく、
小牧
(
こまき
)
の
父娘
(
おやこ
)
に、会ったらいいじゃねえか」
脚
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
小牧
(
こまき
)
の
蝶々
(
ちょうちょう
)
新書太閤記:10 第十分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
牧
常用漢字
小4
部首:⽜
8画
“小牧”で始まる語句
小牧山
小牧役
小牧陣
小牧道家
小牧甚三郎