“豊川”の読み方と例文
旧字:豐川
読み方割合
とよかわ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
伏見屋もどうしたろう、そう言って吉左衛門などがうわさをしているところへ、豊川とよかわ、名古屋、小牧こまき御嶽おんたけ大井おおいを経て金兵衛親子が無事に帰って来た。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
豊川とよかわの上流——大野川との合流点——三州南設楽みなみしだら郡の山地にって、長篠ながしのの城は、西南に向ってそびえている。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
三河の本宮山と、石巻山いしまきやまとは、豊川とよかわの流れを隔てて西東に、今でも大昔以来の丈くらべを続けていますが、この二つの峯は、寸分も高さの差がないということであります。
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)