“雄勝”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おがち57.1%
おかち42.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雄勝おがち郡に川連かわつらの町があります。漆器の産地で名が知られています。昔から形をくずさない品物は、伝統のお蔭で見ごたえがあります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
上州横室よこむろの赤城神社、駿河の愛鷹あしたか明神、越中の立山たてやま権現、大和では纏向まきむく穴師坐兵主あなしにますひょうず神社、東北では羽後飽海あくみ郡の国幣こくへい中社大物忌おおものいみ神社、同雄勝おがち郡大沢の荒羽波岐あらはばき神社、北秋田の七座ななくら神社森吉神社等
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
ここから北東部といえば、北上川の支流にあたる追波おっぱ雄勝おかち方面と、それから自分がいま経て来た万石浦まんごくうらから、女川湾おんながわわんをいうのです。
大菩薩峠:34 白雲の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
それから山を越えて雄勝おかち郡の西馬音内にしもないに遊び、次の月には柳田村の草薙くさなぎ氏の家で、引留められて冬を過ごすことになった。
雪国の春 (新字新仮名) / 柳田国男(著)