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えんまさま
ふりがな文庫
“
閻魔様
(
えんまさま
)” の例文
旧字:
閻魔樣
しかし
私
(
わたくし
)
は三
途
(
ず
)
の
川
(
かわ
)
らしいものを
渡
(
わた
)
った
覚
(
おぼ
)
えはない……
閻魔様
(
えんまさま
)
らしいものに
逢
(
あ
)
った
様子
(
ようす
)
もない……
何
(
なに
)
が
何
(
なに
)
やらさっぱり
腑
(
ふ
)
に
落
(
お
)
ちない。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
「現金な奴よ
喃
(
のう
)
。ヘゲタレにしたり生仏にしたり致さば、
閻魔様
(
えんまさま
)
が面喰らおうぞ。それより女! こりゃ、女」
旗本退屈男:04 第四話 京へ上った退屈男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
木偶之坊
(
でくのばう
)
も
拵
(
こしら
)
へれば、
内職
(
ないしよく
)
にお
玉杓子
(
たまじやくし
)
も
売
(
う
)
つたでがす。
獅子頭
(
しゝがしら
)
、
閻魔様
(
えんまさま
)
、
姉様
(
あねさま
)
の
首
(
くび
)
の、
天狗
(
てんぐ
)
の
面
(
めん
)
、
座頭
(
ざとう
)
の
顔
(
かほ
)
、
白粉
(
おしろひ
)
も
塗
(
ぬ
)
れば
紅
(
べに
)
もなする、
青絵具
(
あをゑのぐ
)
もべつたりぢや。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
従って盆と正月に、太宗寺の
閻魔様
(
えんまさま
)
の縁日のあるほかは、新宿は全く用事のない場所であった。
四谷、赤坂
(新字新仮名)
/
宮島資夫
(著)
此の
有様
(
ありさま
)
は
如何
(
どう
)
じゃ、何と怖い事じゃアないか、と云うので、盆の十六日はお
閻魔様
(
えんまさま
)
へ参詣致しますると、地獄の画が掛けてあるから、此の画を見て子供はおゝ怖い、悪い事はしまいと思う。
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
此世で
仇讐
(
かたき
)
の一つも
撃
(
う
)
つて置かなかつたなら、未来で
閻魔様
(
えんまさま
)
に叱かられますよ、
黄金
(
かね
)
で
叩
(
はら
)
れた
怨恨
(
うらみ
)
だから黄金で
叩
(
は
)
り
復
(
か
)
へして
遣
(
や
)
るのさネ、俳優の様な意気地なしでも、男の片ツ端かと
思
(
お
)
もや
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
おそくも今夜はのしゃれだよ。そんな奴ならいくらもあるよ。
笊
(
ざる
)
の中に子供を入れたので、ざる餓鬼やざる柿サ。
閻魔様
(
えんまさま
)
が舌を出してその上に石を載せてる処はどうだ。閻魔舌の力持サ。古いネ。
煩悶
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
それは個人に頼むことこそ
億劫
(
おっくう
)
だが、しかるべき
堂宮
(
どうみや
)
へ納めてしまえば文句はなかろう。堂宮といううちには、神仏それぞれ持ち分があるのだから、不動様を
閻魔様
(
えんまさま
)
の
許
(
もと
)
に頼むわけにはゆくまい。
大菩薩峠:20 禹門三級の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
小石川富坂
(
こいしかわとみざか
)
の
源覚寺
(
げんかくじ
)
にあるお
閻魔様
(
えんまさま
)
には
蒟蒻
(
こんにゃく
)
をあげ、
大久保百人町
(
おおくぼひゃくにんまち
)
の
鬼王様
(
きおうさま
)
には
湿瘡
(
しつ
)
のお礼に
豆腐
(
とうふ
)
をあげる、
向島
(
むこうじま
)
の
弘福寺
(
こうふくじ
)
にある「
石
(
いし
)
の
媼様
(
ばあさま
)
」には子供の
百日咳
(
ひゃくにちぜき
)
を祈って
煎豆
(
いりまめ
)
を
供
(
そな
)
えるとか聞いている。
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
お
閻魔様
(
えんまさま
)
の
盆踊
(
ぼんをどり
)
。
とんぼの眼玉
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
先刻
(
せんこく
)
そなたは三
途
(
ず
)
の
川
(
かわ
)
や、
閻魔様
(
えんまさま
)
の
事
(
こと
)
を
考
(
かんが
)
えていたらしいが、あれは
仏者
(
ぶっしゃ
)
の
方便
(
ほうべん
)
である。
嘘
(
うそ
)
でもないが
又
(
また
)
事実
(
じじつ
)
でもない。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
閻
漢検1級
部首:⾨
16画
魔
常用漢字
中学
部首:⿁
21画
様
常用漢字
小3
部首:⽊
14画
“閻魔”で始まる語句
閻魔
閻魔堂
閻魔王
閻魔帳
閻魔面
閻魔樣
閻魔大王
閻魔堂橋
閻魔鳥
閻魔天像