“閻魔堂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
えんまどう80.0%
えんまだう20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
上屋敷に光っている奥方にはばかって、名義は本所閻魔堂えんまどう前の下屋敷召使、十日目には駕籠かごで迎えに来るということまで取決めに来たのです。
場所は蔵前の閻魔堂えんまどうの境内。九尺二間の借家が出張所で、今日は、月の三の日にあたるので、もう朝からだいぶな客があった。
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いづれまよつてゐるとおもひますとね、閻魔堂えんまだうで、羽目はめかげがちらり/\と青鬼あをおに赤鬼あかおにのまはりへうつるのが、なんですか、ひよろ/\としろをんなが。……
深川浅景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
閻魔堂えんまだう心細こゝろぼそさ。
みつ柏 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)