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せいみつ
ふりがな文庫
“
精密
(
せいみつ
)” の例文
專門上
(
せんもんじやう
)
の
知識
(
ちしき
)
のない
小六
(
ころく
)
が、
精密
(
せいみつ
)
な
返答
(
へんたふ
)
をし
得
(
う
)
る
筈
(
はず
)
は
無論
(
むろん
)
なかつた。
彼
(
かれ
)
はたゞ
安之助
(
やすのすけ
)
から
聞
(
き
)
いた
儘
(
まゝ
)
を、
覺
(
おぼ
)
えてゐる
限
(
かぎ
)
り
念
(
ねん
)
を
入
(
い
)
れて
説明
(
せつめい
)
した。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
A イヤ、あれは
本統
(
ほんとう
)
だよ
君
(
きみ
)
。ちやんと
新聞
(
しんぶん
)
に
書
(
か
)
いてあつた。それを
精密
(
せいみつ
)
に
記憶
(
きおく
)
してるのが
即
(
すなは
)
ち
俺
(
おれ
)
の
頭腦
(
づなう
)
の
明晰
(
めいせき
)
なる
所以
(
ゆゑん
)
さ。
ハガキ運動
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
余
(
よ
)
の
陳列所
(
ちんれつじよ
)
の
雨垂
(
あまだ
)
れ
落
(
おち
)
に
積重
(
つみかさ
)
ねてある
打製石斧
(
だせいせきふ
)
は、
數
(
かぞ
)
へては
見
(
み
)
ぬが、
先
(
ま
)
づ
謙遜
(
けんそん
)
して六七千
箇
(
こ
)
は
有
(
あ
)
ると
云
(
い
)
はう。
精密
(
せいみつ
)
に
計算
(
けいさん
)
したら、
或
(
あるひ
)
は一
萬
(
まん
)
に
近
(
ちか
)
いかも
知
(
し
)
れぬ。
探検実記 地中の秘密:05 深大寺の打石斧
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
左右の壁には
精密
(
せいみつ
)
器械るいが、黄びかりのするパネルを並べて整然としていた。
海底都市
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
深井の二君は
精密
(
せいみつ
)
なる地図を
製
(
せい
)
せられたり、利根河上流の
模様
(
もやう
)
は将来
頗
(
すこぶ
)
る改正を
要
(
えう
)
するなり、上越国界に
至
(
いた
)
りても同じく改正を要すれども、
尚
(
なほ
)
精確
(
せいかく
)
を得んには向後尚一国上越及岩代の三ヶ国より
利根水源探検紀行
(新字旧仮名)
/
渡辺千吉郎
(著)
▼ もっと見る
尚ほ製法(打製、磨製等)功用(利器、容器等)用途(日用器具、漁獵具等)に由つても
分類
(
ぶんるゐ
)
するを得れど、餘りに
精密
(
せいみつ
)
に
亘
(
わた
)
りて專門的に傾くは、畫報の記事として
不適當
(
ふてきたう
)
なるの感無きに非ざれば
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
ただ
岸上
(
がんじょう
)
より
望観
(
ぼうかん
)
する者にして
始
(
はじめ
)
てその
精密
(
せいみつ
)
なる
趣
(
おもむき
)
を知るべし。
旧藩情
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
A ヤア、
君
(
きみ
)
も
女
(
をんな
)
の
事
(
こと
)
になると、
大
(
だい
)
ぶん
精密
(
せいみつ
)
な
數字
(
すうじ
)
を
擧
(
あ
)
げてくるね。
ハガキ運動
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
“精密”の意味
《名詞・形容動詞》
細部に至るまで不備や狂いがないこと。またその様子。
(出典:Wiktionary)
精
常用漢字
小5
部首:⽶
14画
密
常用漢字
小6
部首:⼧
11画
“精”で始まる語句
精
精神
精悍
精進
精々
精緻
精霊
精巧
精舎
精進潔斎