トップ
>
服従
>
ふくじゅう
ふりがな文庫
“
服従
(
ふくじゅう
)” の例文
旧字:
服從
「
考
(
かんが
)
えてごらんなさい。
命令
(
めいれい
)
と
服従
(
ふくじゅう
)
しかないところに、いったい、なごやかさなどというものがありましょうか。」と、
兄
(
あに
)
は、
答
(
こた
)
えました。
兄の声
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
わたしはそのあくる日一人で行きたいことは少しもなかったけれども、親方の言うことには
服従
(
ふくじゅう
)
しなければならないと思った。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
『たのもしい
人物
(
じんぶつ
)
じゃ。あれより
外
(
ほか
)
にそちが
良人
(
おっと
)
と
冊
(
かしづ
)
くべきものはない……』ただそれっきりの
事柄
(
ことがら
)
で、
私
(
わたくし
)
はおとなしく
父
(
ちち
)
の
仰
(
おお
)
せに
服従
(
ふくじゅう
)
したまででございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
そして機械人間はすべて、にせの谷博士の命令には、ぜったい
服従
(
ふくじゅう
)
して動くのだった。
超人間X号
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
それはもうわが手では動かすことのできぬ運命ででもあるように、彼女はそれに
服従
(
ふくじゅう
)
しようとしている。そこにはもう、与えられる運命をさらりとうけようとする女の姿があった。
二十四の瞳
(新字新仮名)
/
壺井栄
(著)
▼ もっと見る
いったん、きめたいじょうは、それを
守
(
まも
)
るのが
当然
(
とうぜん
)
だと思う。また、
試合
(
しあい
)
のときなどに、チームの
作戦
(
さくせん
)
としてきめたことには、ぜったいに
服従
(
ふくじゅう
)
してもらわなければならない、という話もした。
星野くんの二塁打
(新字新仮名)
/
吉田甲子太郎
(著)
服従
(
ふくじゅう
)
するよりほかにしかたがなかった。
寝台
(
ねだい
)
の上には鳥の毛のふとんがあった。親方がそれをわたしのあごまで深くかけた。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
しかし
委細
(
いさい
)
の
事情
(
じじょう
)
を
知
(
し
)
って
居
(
い
)
る
私
(
わたくし
)
には、あの
美
(
うつく
)
しいお
顔
(
かお
)
の
何所
(
どこ
)
やらに
潜
(
ひそ
)
む、一
種
(
しゅ
)
の
寂
(
さび
)
しさ……
新婚
(
しんこん
)
を
歓
(
よろこ
)
ぶというよりか、
寧
(
む
)
しろつらい
運命
(
うんめい
)
に、
仕方
(
しかた
)
なしに
服従
(
ふくじゅう
)
していると
言
(
い
)
ったような
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
しかるに、
上役
(
うわやく
)
は、
冷然
(
れいぜん
)
として、
皮肉
(
ひにく
)
な
目
(
め
)
つきで、その
男
(
おとこ
)
を
見下
(
みくだ
)
して、
命令
(
めいれい
)
します。この
場合
(
ばあい
)
、だれが
聞
(
き
)
いても
無理
(
むり
)
と
思
(
おも
)
われるようなことでも、
男
(
おとこ
)
は、
服従
(
ふくじゅう
)
しなければなりませんでした。
風はささやく
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
でも父親がこう言えば、わたしは
服従
(
ふくじゅう
)
しなければならなかった。それでわたしは
宿屋
(
やどや
)
で会うことをやくそくした。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
犬
(
いぬ
)
たちの
間
(
あいだ
)
にも、
戦
(
たたか
)
って
弱
(
よわ
)
いものは、
強
(
つよ
)
いものに
絶対
(
ぜったい
)
に
服従
(
ふくじゅう
)
するというおきてがあって、
夜
(
よる
)
になると、どこかの
飼
(
か
)
い
犬
(
いぬ
)
が、
畜犬票
(
ちくけんひょう
)
をチャラチャラと
鳴
(
な
)
らしながら、
牛
(
うし
)
の
骨
(
ほね
)
や、パンくずなどをくわえて
花の咲く前
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
巡査
(
じゅんさ
)
の答えは、
議論
(
ぎろん
)
の
必要
(
ひつよう
)
はない、ただだまってわたしたちは
服従
(
ふくじゅう
)
すればいいというのであった。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
かれはわたしに
窓
(
まど
)
からどけという合図をした。ふしぎに思いながら、わたしは
服従
(
ふくじゅう
)
した。かれは
豆鉄砲
(
まめでっぽう
)
を口に当ててふいた。かわいらしい
鉄砲玉
(
てっぽうたま
)
が空をまって、わたしの足もとに落ちた。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
服
常用漢字
小3
部首:⽉
8画
従
常用漢字
小6
部首:⼻
10画
“服”で始まる語句
服装
服
服裝
服部
服膺
服紗
服飾
服從
服喪
服織