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息
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そく
ふりがな文庫
“
息
(
そく
)” の例文
入道の
息
(
そく
)
本間三郎から「……父の
卿
(
きみ
)
に会わせるには、鎌倉どののおゆるしを得ねばならん。それの来る日まで、城内にいて待たれよ」
私本太平記:03 みなかみ帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
私情から申しても
怨
(
うら
)
みがござる。公情から申せば主義の敵でござる。貴殿に
闘
(
たたか
)
いを宣するしだい、ご用心あってしかるべく
候
(
そうろう
)
。——
桃
(
もも
)
ノ
井
(
い
)
久馬
(
きゅうま
)
の
息
(
そく
)
兵馬
(
ひょうま
)
より
山県紋也
(
やまがたもんや
)
殿へ
娘煙術師
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
常陸
(
ひたち
)
の太守であった親王(兵部大輔はその
息
(
そく
)
である)が年をおとりになってからお持ちになった姫君が孤児になって残っていることを何かのついでに命婦が源氏へ話した。
源氏物語:06 末摘花
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
梵天
(
ぼんてん
)
帝釈
(
たいしゃく
)
の許しを得、雷となって自分に辛かった人々に怨みを報じようとしているのに、尊閣の
息
(
そく
)
浄蔵が法力を以て
妨
(
さまた
)
げをなし、自分を降伏させようとするのは心外である
少将滋幹の母
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
振返ると、そこには院長
沢村
(
さわむら
)
氏の
息
(
そく
)
、学友の沢村
春生
(
はるお
)
が、にこにこ笑いながら立っていた。
鱗粉
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
▼ もっと見る
私
(
わたくし
)
は——
実
(
じつ
)
は
相州
(
そうしゅう
)
荒井
(
あらい
)
の
城主
(
じょうしゅ
)
三浦道寸
(
みうらどうすん
)
の
息
(
そく
)
、
荒次郎
(
あらじろう
)
義光
(
よしみつ
)
と
申
(
もう
)
す
者
(
もの
)
の
妻
(
つま
)
だったものにございます。
現世
(
げんせ
)
の
呼名
(
よびな
)
は
小櫻姫
(
こざくらひめ
)
——
時代
(
じだい
)
は
足利時代
(
あしかがじだい
)
の
末期
(
まっき
)
——
今
(
いま
)
から
約
(
やく
)
四百
余年
(
よねん
)
の
昔
(
むかし
)
でございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
〔譯〕一
息
(
そく
)
の
間斷
(
かんだん
)
無く、一
刻
(
こく
)
の
急忙
(
きふばう
)
無し。即ち是れ天地の
氣象
(
きしやう
)
なり。
南洲手抄言志録:03 南洲手抄言志録
(旧字旧仮名)
/
秋月種樹
、
佐藤一斎
(著)
憲兵が立ち去るのと入れ違いに、老博士の
息
(
そく
)
新一青年が入って来た。
偉大なる夢
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
ただ
息
(
そく
)
も養うあり、
瞬
(
しゅん
)
も存することあり、この心
惺々
(
せいせい
)
明々
(
めいめい
)
として、天理一息の間断なくして、わずかにこれよく昼を知るなり。これすなわちこれ
天徳
(
てんとく
)
にして、すなわちこれ昼夜の道に通じて知るなり。
通俗講義 霊魂不滅論
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
また、アクトール生める
息
(
そく
)
メノイチオスは警めて、 785
イーリアス:03 イーリアス
(旧字旧仮名)
/
ホーマー
(著)
一挙に
席巻
(
せっけん
)
し、一気に統治の実をあげてしまおうと、
息
(
そく
)
信忠もつれてゆく予定で安土へ呼び、今や出陣の準備に忙しい最中であったのである。
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その時テラモーン生める
息
(
そく
)
、大アイアース答へ曰ふ
イーリアス:03 イーリアス
(旧字旧仮名)
/
ホーマー
(著)
ちょうど関東大坂手切れとなって、大御所の
息
(
そく
)
右大臣秀忠は、関東の兵をすぐって大坂へ発向しようという間際であった。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
信長の
息
(
そく
)
信忠も、中国へ加勢にゆく支度中だったが、信長は
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“息”の意味
《名詞》
(ソク)息子。子。
(いき)呼吸。呼気。
(出典:Wiktionary)
“息”の解説
息(いき、breath)とは、
口や鼻から はいたりすったりする空気のこと。特に はく空気(=呼気)のほうを指す。はく息を呼気と言い、吸う息を吸気と言う。
呼吸作用。→呼吸を参照のこと。
(音声学)声帯の振動を伴わない呼気。
(複数の人がひとつのことを行う場合の)調子。リズム。「息が合う」などと使う。
芸道の深い要領。
(出典:Wikipedia)
息
常用漢字
小3
部首:⼼
10画
“息”を含む語句
消息
休息
安息
歎息
気息
息切
太息
大息
子息
窒息
御息所
長大息
放蕩息子
息喘
静息
息絶
溜息
吐息
嘆息
息子
...