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徒歩
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とほ
ふりがな文庫
“
徒歩
(
とほ
)” の例文
また上士の家には玄関敷台を構えて、下士にはこれを許さず。上士は
騎馬
(
きば
)
し、下士は
徒歩
(
とほ
)
し、上士には
猪狩
(
ししがり
)
川狩
(
かわがり
)
の権を与えて、下士にはこれを許さず。
旧藩情
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
徒歩
(
とほ
)
で枕崎に出るのである。生涯再びは見る事もない此の坊津の風景は、おそろしいほど新鮮であった。私は何度も振り返り振り返り、その
度
(
たび
)
の展望に目を見張った。
桜島
(新字新仮名)
/
梅崎春生
(著)
「そうじゃないよ、いますこしたてば
干潮
(
かんちょう
)
になる、潮が引けばあるいはこのへんが浅くなり、
徒歩
(
とほ
)
で岸までゆけるかもしらん、それまで待つことにしようじゃないか」
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
一先
(
ひとま
)
づ一
同
(
どう
)
は、
地主
(
ぢぬし
)
の一
人
(
にん
)
たる
秋山廣吉氏
(
あきやまひろきちし
)
の
宅
(
たく
)
に
着
(
つ
)
き、
其所
(
そこ
)
から
徒歩
(
とほ
)
で、
瓢簟山
(
ひようたんやま
)
へ
行
(
い
)
つて
見
(
み
)
ると、
山
(
やま
)
の
周圍
(
しうゐ
)
に
鐵條網
(
てつでうもう
)
を
張
(
は
)
り、
警官
(
けいくわん
)
十
餘名
(
よめい
)
、
嚴重
(
げんぢゆう
)
に
警戒
(
けいかい
)
して、
徽章
(
きしやう
)
なき
者
(
もの
)
は
出入
(
しゆつにふ
)
を
禁
(
きん
)
じてある。
探検実記 地中の秘密:29 お穴様の探検
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
おなじく
大學
(
だいがく
)
の
學生
(
がくせい
)
で
暑中休暇
(
しよちうきうか
)
に
歸省
(
きせい
)
して、
糠鰊
(
こぬかにしん
)
……
易
(
やす
)
くて、
量
(
こく
)
があつて、
舌
(
した
)
をピリヽと
刺戟
(
しげき
)
する、
糠
(
ぬか
)
に
漬込
(
つけこ
)
んだ
鰊
(
にしん
)
……に
親
(
したし
)
んで
居
(
ゐ
)
たのと
一所
(
いつしよ
)
に、
金澤
(
かなざは
)
を
立
(
た
)
つて、
徒歩
(
とほ
)
で、
森下
(
もりもと
)
、
津幡
(
づはた
)
、
石動
(
いするぎ
)
。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
水面をうった
法密
(
ほうみつ
)
の禅杖に、サッと水がふたつに分れたと思うと、散魔文の破術にあって
狼狽
(
ろうばい
)
した呂宋兵衛は
徒歩
(
とほ
)
になってまッしぐらにかなたへ逃げだし、まんまんと
波流
(
はりゅう
)
をえがいていた濁水は
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
余
(
よ
)
と
望生
(
ぼうせい
)
とは
徒歩
(
とほ
)
である。
幻花
(
げんくわ
)
佛骨
(
ぶつこつ
)
二
子
(
し
)
は
自轉車
(
じてんしや
)
である。
自轉車
(
じてんしや
)
の二
子
(
し
)
よりも、
徒歩
(
とほ
)
の
余等
(
よら
)
の
方
(
はう
)
が
先
(
さ
)
きへ
雪
(
ゆき
)
ヶ
谷
(
や
)
へ
着
(
つ
)
いたなどは
滑稽
(
こつけい
)
である。
如何
(
いか
)
に二
子
(
し
)
がよたくり
廻
(
まは
)
つたかを
想像
(
さうぞう
)
するに
足
(
た
)
る。
探検実記 地中の秘密:03 嶺の千鳥窪
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
玄子
(
げんし
)
は
器具
(
きぐ
)
など
擔
(
かつ
)
ぎ、
鶴見
(
つるみ
)
にて
電車
(
でんしや
)
を
降
(
お
)
り、
徒歩
(
とほ
)
にて
末吉
(
すゑよし
)
に
著
(
つ
)
いた。
探検実記 地中の秘密:07 末吉の貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
“徒歩”の意味
《名詞》
徒歩(とほ)
自動車や自転車などに乗らずに歩くこと。
(出典:Wiktionary)
徒
常用漢字
小4
部首:⼻
10画
歩
常用漢字
小2
部首:⽌
8画
“徒歩”で始まる語句
徒歩立
徒歩供
徒歩武者
徒歩侍
徒歩兵
徒歩士
徒歩歩
徒歩渉
徒歩衆
徒歩跣