トップ
>
差掛
>
さしかゝ
ふりがな文庫
“
差掛
(
さしかゝ
)” の例文
申
掛
(
かけ
)
甚だ
難澁
(
なんじふ
)
仕つり一命にも及ばんとなす
機
(
をり
)
是なる藤八
身延
(
みのぶ
)
山
參詣
(
さんけい
)
の歸り掛け幸ひ其處へ
差掛
(
さしかゝ
)
り私し
難儀
(
なんぎ
)
の體を見兼右の三人を
片端
(
かたはし
)
より
擲
(
たゝ
)
き
倒
(
たふ
)
して私しを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
猶且
(
やはり
)
毎朝
(
まいあさ
)
のやうに
此
(
こ
)
の
朝
(
あさ
)
も
氣
(
き
)
が
引立
(
ひきた
)
たず、
沈
(
しづ
)
んだ
調子
(
てうし
)
で
或
(
あ
)
る
横町
(
よこちやう
)
に
差掛
(
さしかゝ
)
ると、
折
(
をり
)
から
向
(
むかふ
)
より
二人
(
ふたり
)
の
囚人
(
しうじん
)
と四
人
(
にん
)
の
銃
(
じゆう
)
を
負
(
お
)
ふて
附添
(
つきそ
)
ふて
來
(
く
)
る
兵卒
(
へいそつ
)
とに、ぱつたりと
出會
(
でつくわ
)
す。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
凡
(
およ
)
そ三百段も降りた時いよいよ
闇穴道
(
あんけつだう
)
の入口に
差掛
(
さしかゝ
)
つて、
其処
(
そこ
)
には鬼ならぬ一人の巡査がカンテラを持つて立つて居る。人人は
其
(
その
)
カンテラの前に
立留
(
たちどま
)
つて蝋燭の火を
点
(
つ
)
けた。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
本当に貴方はお若いに
似合
(
にあわ
)
ない親切な方です、暮に
差掛
(
さしかゝ
)
って
忰
(
せがれ
)
はいず、
何
(
ど
)
う
為
(
し
)
ようかと思っている処へ、十両と
纒
(
まと
)
まった金を下さるとは有難いことで、御恩の程は忘れません
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
今
(
いま
)
や
唯
(
と
)
ある
深林
(
しんりん
)
の
邊
(
へん
)
に
差掛
(
さしかゝ
)
つた
時
(
とき
)
、
日出雄少年
(
ひでをせうねん
)
は
急
(
きふ
)
に
私
(
わたくし
)
の
袖
(
そで
)
を
引
(
ひ
)
いた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
▼ もっと見る
取せ急がし立れば幼稚の
習
(
なら
)
ひ
錢
(
ぜに
)
を貰ひし
嬉
(
うれ
)
しさに初の
不平
(
ふへい
)
も
何處
(
どこ
)
へやら
後
(
あと
)
に
引添
(
ひきそひ
)
出行きつ音羽の村へ
差掛
(
さしかゝ
)
り七丁目まで來りければ
確
(
たしか
)
に
茲等
(
こゝら
)
と忠兵衞が
歩行
(
あるき
)
ながら
四邊
(
あたり
)
を見たりぬ
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
願
(
ねが
)
ひますと云にぞ門番の者
願
(
ねが
)
ひ
度
(
たき
)
事
有
(
あら
)
ば其町内の役人を同道して來り願ふべしと言ふに城富ハイ是は
誠
(
まこと
)
に
差掛
(
さしかゝ
)
りまして早急の儀なれば町役人を
頼
(
たの
)
む間も
遲
(
おそ
)
なはります
何卒
(
どうぞ
)
御取次を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
差
常用漢字
小4
部首:⼯
10画
掛
常用漢字
中学
部首:⼿
11画
“差掛”で始まる語句
差掛屋根