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安
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あん
ふりがな文庫
“
安
(
あん
)” の例文
第二十一子
模
(
ぼ
)
を
瀋
(
しん
)
王とし、第二十二子
楹
(
えい
)
を
安
(
あん
)
王とし、第二十三子
桱
(
けい
)
を
唐
(
とう
)
王とし、第二十四子
棟
(
とう
)
を
郢
(
えい
)
王とし、第二十五子
𣟗
(
い
)
を
伊
(
い
)
王としたり。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
張順は、手を振って別れ、あとは
安
(
あん
)
先生とふたりきりで、道を急いだ。が、さて急いでも急いでも、山東までは前途
遥
(
はる
)
かだ。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
野蛮の無為、徳川の泰平の如きは、当時その人民の心身、
安
(
あん
)
はすなわち安なりといえども、その安は身外の事物、我に向って愉快を呈するに非ず。
教育の目的
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
と再三、再四、申し入れがあったので、朝廷から、
安
(
あん
)
判官
資兼
(
すけかね
)
が召し捕りに向い、関東へ引き渡したが、
田越川
(
たごえがわ
)
で岡部泰綱の手にかかって、ついに一生を終えた。
現代語訳 平家物語:12 第十二巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
ところが、
支那
(
しな
)
では
税
(
ぜい
)
がかゝらないので、
知
(
し
)
り
合
(
あ
)
ふ
在留
(
ざいりう
)
日本人
達
(
たち
)
は、みんな
立派
(
りつは
)
な
器械
(
きかい
)
を持つてゐる。いつもその
點
(
てん
)
では
氣
(
き
)
がひけたが、
印畫
(
いんぐわ
)
を見せてもらふと
安
(
あん
)
心した。
写真と思ひ出:――私の写真修行――
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
▼ もっと見る
というのは親子夫婦
共働
(
きょうどう
)
し、雪を
踏
(
ふ
)
んで家に帰れば身体すでに
疲憊
(
ひはい
)
し、夕食を終ればたがいに物語るだけの元気も
失
(
う
)
せ、わずかに拾った
薪
(
たきぎ
)
に身を
暖
(
あたた
)
め、
安
(
あん
)
を
貪
(
むさぼ
)
るがごとき
輩
(
はい
)
が
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
安
(
あん
)
渡の海苔場へ手伝いに行っていた織笠村の人の話によると、地震を感じて後海岸で海を眺めていると、海面が一体にピカピカ光った。それは夜行虫の光とも違うようであった。
地震なまず
(新字新仮名)
/
武者金吉
(著)
先生夢中で
頸部
(
くび
)
を締めつけたもんだから、
安
(
あん
)
のやつ苦しがって悲鳴をあげたんです。
踊る地平線:01 踊る地平線
(新字新仮名)
/
谷譲次
(著)
いや
安
(
あん
)
先生が、仰天したのは、当然、女の血まみれな死体であったが、もっと驚いたのは、張順が書いたらしい部屋の壁に見えた一行の
血文字
(
ちもじ
)
であった。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
タメルランの
後
(
のち
)
の
哈里
(
ハリ
)
(Hali)
雄志
(
ゆうし
)
無し、
使
(
つかい
)
を
安
(
あん
)
に伴わしめ
方物
(
ほうぶつ
)
を
貢
(
こう
)
す。六年、白龍庵
災
(
さい
)
あり、
程済
(
ていせい
)
募
(
つの
)
り
葺
(
ふ
)
く。七年、建文帝、
善慶里
(
ぜんけいり
)
に至り、
襄陽
(
じょうよう
)
に至り、
滇
(
てん
)
に
還
(
かえ
)
る。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
一夜北国にありて月明に乗じ独り郊外を散歩し、一
軒
(
けん
)
立ての
藁家
(
わらや
)
の前を通過せんとした。ふと
隙漏
(
すきまも
)
る光に屋内を
覗
(
うかが
)
うと、
炉
(
ろ
)
を囲める親子四、五人、一言だも
交
(
かわ
)
さずぼんやりとして
安
(
あん
)
を
貪
(
むさぼ
)
っていた。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
真
(
しん
)
身に十余
創
(
そう
)
を
被
(
こうむ
)
り、自ら馬上に
刎
(
くびは
)
ぬ。
安
(
あん
)
いよいよ
逼
(
せま
)
りて、燕王に
北坂
(
ほくはん
)
に
遇
(
あ
)
う。安の
槊
(
ほこ
)
ほとんど王に及ぶ。燕の
番騎指揮
(
ばんきしき
)
王騏
(
おうき
)
、馬を躍らせて突入し、王わずかに脱するを得たり。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
もちろん、張順も
安
(
あん
)
先生も、頭巾や笠で
面
(
おもて
)
を深く隠したから、一見、誰とも分らない。これを店のお客と偽って、王定六とじいさんとは、やがて待っていた截江鬼の船にのりこんだ。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“安”の意味
《名詞》
(アン)安らかなこと。
(出典:Wiktionary)
安
常用漢字
小3
部首:⼧
6画
“安”を含む語句
安息
安楽椅子
安価
平安
安房
安居
安易
安静
安堵
心安
安楽
心安立
安値
安曇
安穩
安西
安定
安平
安心
安穏
...