“安西”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あんざい25.0%
あざい25.0%
あんさい25.0%
あんせい25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三十六年には脩が九月に静岡に往って、安西あんざい一丁目南裏みなみうらに渋江塾を再興した。県立静岡中学校長川田正澂かわだせいちょうすすめに従って、中学生のために温習の便宜をはかったのである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
この屋敷の留守居の下役に安西あざいという者があった。その家の子が私と同年輩であるから、遊んでいた。
鳴雪自叙伝 (新字新仮名) / 内藤鳴雪(著)
安西あんさい四郎など云う美男優長びなんゆうちょうやからであった。
頼朝の最後 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
安西あんせいから北山ほくざん山脈をこえて、トルファン盆地へ出ると、そこは北に積雪のボグド・ウラ、南はクルック・タグの侵蝕丘陵地帯に挟まれた流出口のない低地である。
『西遊記』の夢 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)