“西安”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せいあん75.0%
シーアン25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僕はだんだん引き入れられるやうに一つ一つケースをのぞいて廻つた。洛陽らくようだの太原たいげんだの西安せいあんだのから来たものが多い。北魏ほくぎの石の仏頭は、スフィンクスみたいな表情をしてゐた。
夜の鳥 (新字旧仮名) / 神西清(著)
創業の元勲として太祖の愛重あいちょうするところとなれるのみならず、西安せいあんに水道を設けては人を利し、応天おうてんに田租を減じては民をめぐみ、誅戮ちゅうりくすくなくすることを勧め、宦官かんがんさかんにすることをいさ
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
「去年の十二月、西安シーアンであったこと、どう思いますか。張学良チャンシュエリャン、蒋介石を捕虜にしましたね。けれども、命助けました。それ、どう云う訳?………」
細雪:01 上巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)