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槊
ふりがな文庫
“槊”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ほこ
60.0%
さく
40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ほこ
(逆引き)
法を護る諸天善神達は
絢爛
(
けんらん
)
なる甲冑に
槊
(
ほこ
)
、剣、戟、
金剛杵
(
こんごうしょ
)
、
弓箭
(
ゆみや
)
にて働く。或は三面に
八臂
(
はっぴ
)
なるあり、或は一面に三眼を具するもある。
阿難と呪術師の娘
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
と、投げたように、袖を払って、
拗身
(
すねみ
)
に空の
雁
(
かり
)
の声。
朧
(
おぼろ
)
を仰いで、一人
立停
(
たちどま
)
った孫権を見よ。英気
颯爽
(
さっそう
)
としてむしろ
槊
(
ほこ
)
を
横
(
よこた
)
えて詩を赤壁に
賦
(
ふ
)
した、白面の
曹操
(
そうそう
)
の概がある。
日本橋
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
槊(ほこ)の例文をもっと
(6作品)
見る
さく
(逆引き)
輪
(
りん
)
をとるもの、
槊
(
さく
)
を執るもの、
索
(
さく
)
を執るもの、
羅
(
ら
)
を握るもの、棒を
揮
(
ふる
)
うもの、刀を構えるもの、印を結ぶもの、三十六臂三十六般の形を成している。
大菩薩峠:41 椰子林の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
三国の代の英雄の曹孟徳が、百万の大軍を率いて呉の国を
呑滅
(
どんめつ
)
しようとしつつ、「月明らかに星
稀
(
まれ
)
にして、
烏鵲
(
うじゃく
)
南
(
みんなみ
)
に飛ぶ」と
槊
(
さく
)
を馬上に横たえて詩を賦したのも丁度斯様いう夜であった。
蒲生氏郷
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
槊(さく)の例文をもっと
(4作品)
見る
槊
漢検1級
部首:⽊
14画
“槊”を含む語句
弓箭鉾槊
刀槊
槊木
横槊賦詩
“槊”のふりがなが多い著者
徳富蘇峰
中村清太郎
中里介山
幸田露伴
泉鏡花
岡本かの子