“隙漏”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すきも60.0%
すきまも20.0%
ひまも20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
堤の上の安全燈からさす光の外(ほか)は、隙漏(すきも)る燈火(ともしび)さえなかった。暗黒の中に大入道(おおにゅうどう)の様な句碑がニョキニョキ立並んでいた。
一寸法師 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
一夜北国にありて月明に乗じ独り郊外を散歩し、一軒(けん)立ての藁家(わらや)の前を通過せんとした。ふと隙漏(すきまも)る光に屋内を覗(うかが)うと、炉(ろ)を囲める親子四、五人、一言だも交(かわ)さずぼんやりとして安(あん)を貪(むさぼ)っていた。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
吹き筆の軸も煙管(きせる)の羅宇(らお)もべたべた粘(ねば)り障子の紙はたるんで隙漏(ひまも)る風に剥(はが)れはせぬかと思われた。
雨瀟瀟 (新字新仮名) / 永井荷風(著)