“隙取”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひまど66.7%
ひまどり33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
六時、朝食をすまし、右手のかわらにつき、最近の鞍部目的に登る、僅か十町つい目先きのようだ、が険しくて隙取ひまどれ、一時間ばかりかかった。
穂高岳槍ヶ岳縦走記 (新字新仮名) / 鵜殿正雄(著)
もしこれを帝国議会の議に附したなら、非常に隙取ひまどる恐れがあったからである。
法窓夜話:02 法窓夜話 (新字新仮名) / 穂積陳重(著)
とりなしもらひ又お專か村方の組合も出て與惣次共々とも/″\種々しゆ/″\命乞いのちごひ嘆願たんぐわんにおよびけれども何分其事かなはず其中に七日八日隙取ひまどりければ早傳吉はつみおちて昌次郎夫婦を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
急ぎたれ共名におふ四國の丸龜より上州大間々迄の道程みちのり百九十餘里の所なれば如何に急ぐとも道中に隙取ひまどりしかば其中に養父五左衞門は病死なし最早もはや門弟中もんていちうの世話にてとぶらひも出せしあとへ半四郎着しける故師父の死目しにめあはざるを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)