隙取ひまどり)” の例文
とりなしもらひ又お專か村方の組合も出て與惣次共々とも/″\種々しゆ/″\命乞いのちごひ嘆願たんぐわんにおよびけれども何分其事かなはず其中に七日八日隙取ひまどりければ早傳吉はつみおちて昌次郎夫婦を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
急ぎたれ共名におふ四國の丸龜より上州大間々迄の道程みちのり百九十餘里の所なれば如何に急ぐとも道中に隙取ひまどりしかば其中に養父五左衞門は病死なし最早もはや門弟中もんていちうの世話にてとぶらひも出せしあとへ半四郎着しける故師父の死目しにめあはざるを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)