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学
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がく
ふりがな文庫
“
学
(
がく
)” の例文
旧字:
學
「そんな
心算
(
つもり
)
じゃありません。ね、親分、女角力はちょいと話のキッカケをつけただけで、今日は親分の
学
(
がく
)
の方を借りに来たんですがね」
銭形平次捕物控:113 北冥の魚
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
和唐内はやはり清和源氏さ。なんでも義経が
蝦夷
(
えぞ
)
から満洲へ渡った時に、蝦夷の男で大変
学
(
がく
)
のできる人がくっ付いて行ったてえ話しだね。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
と、ひとりの男は、じぶんの“
学
(
がく
)
”をほこるように、いま兵が辻に建てて行ったばかりの
高札
(
こうさつ
)
の文を、あたりの顔へこう読んで聞かせていた。
私本太平記:06 八荒帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「みっしり百姓のごとを習って、いいどこさ嫁に行けば、それでいいんだ。
学
(
がく
)
で飯を食うべと思わねえで……」
緑の芽
(新字新仮名)
/
佐左木俊郎
(著)
「あっしゃア
渋江
(
しぶえ
)
なんてえところがこのにっぽんにあることを、今朝はじめて知りやした。一つ
学
(
がく
)
をしやした」
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
▼ もっと見る
劉秉忠は
学
(
がく
)
内外を兼ね、
識
(
しき
)
三才を
綜
(
す
)
ぶ、
釈氏
(
しゃくし
)
より
起
(
おこ
)
って元主を助け、九州を
混一
(
こんいつ
)
し、四海を併合す。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
この
長屋
(
ながや
)
は、そのときから八十八
年
(
ねん
)
まえの
明和
(
めいわ
)
八(一七七一)
年
(
ねん
)
に、
前野良沢
(
まえのりょうたく
)
や
杉田玄白
(
すぎたげんぱく
)
たちが、オランダのかいぼう
学
(
がく
)
(
生物
(
せいぶつ
)
のからだをきりひらいて
研究
(
けんきゅう
)
する
学問
(
がくもん
)
)の
本
(
ほん
)
を
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
その後
看経
(
かんきん
)
のついでにある経に「仏法を
学
(
がく
)
せんと思はゞ三世の心を相続することなかれ」
日本精神史研究
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
小母 さうどす! わては
学
(
がく
)
がないよつて、理窟はわかりまへん。でも、いくら笑はゝつても、さうどす! わては、仏様や神様がほんまに、居やはるか、居やはらんもんか、わかりまへん。
浮標
(新字旧仮名)
/
三好十郎
(著)
衛生とは人の
命
(
いのち
)
延
(
の
)
ぶる
学
(
がく
)
なり、人の命
長
(
なが
)
ければ、
人口
(
じんこう
)
殖
(
ふ
)
えて
食
(
しょく
)
足
(
た
)
らず、
社会
(
しゃかい
)
のためには
利
(
り
)
あるべくもあらず。かつ衛生の
業
(
ぎょう
)
盛
(
さかん
)
になれば、
病人
(
びょうにん
)
あらずなるべきに、
医
(
い
)
のこれを
唱
(
とな
)
うるは
過
(
あやま
)
てり云々。
みちの記
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
おりゃあ、
学
(
がく
)
がないけ、よそのこた知らん。しかし、この若松には、ちゃあんと、太陽があるんじゃ。吉田磯吉という
大太陽
(
おおたいよう
)
が、昼でも、夜でも、ギラギラと、かがやいとるんじゃ。馬鹿にするな
花と龍
(新字新仮名)
/
火野葦平
(著)
鳴滝の
激
(
たぎ
)
ちの音を聞きつつぞ
西洋
(
せいやう
)
の
学
(
がく
)
に
日々
(
ひび
)
目ざめけむ
つゆじも
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
「おどろくのかい、兵学の大先生がよ。
偉
(
えら
)
そうに
学
(
がく
)
を振りまわしていた加賀田の隠者がさ。ざまアみやがれ、
杓子面
(
しゃくしづら
)
め」
私本太平記:07 千早帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「お前の
学
(
がく
)
が、いよいよ大したものになるぜ、恋は思案の外と——来たか」
銭形平次捕物控:243 猿回し
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
日向
(
ひなた
)
一
学
(
がく
)
」
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
「すぐ
学
(
がく
)
を振りまわしなさるが、学ばかりで割りきれる世間じゃあるまい。人間と人間との話でゆこう」
私本太平記:07 千早帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
しかるにあなたは北京府の
富家
(
ふか
)
に生れ、かさねがさねの
天祐
(
てんゆう
)
を
蒙
(
こうむ
)
っている。天運おのずから衆に超えているものです。——第三には、私は浅学、あなたは
学
(
がく
)
古今に通じておられる。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
拙者儀は、吉良家の中小姓
清水
(
しみず
)
一
学
(
がく
)
と申す者、
輿中
(
よちゅう
)
のまま往来御免くだされたい
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
学
常用漢字
小1
部首:⼦
8画
“学”を含む語句
学校
学生
哲学
中学校
学者
科学
衒学的
化学
修学
学問
衒学
中学
大学
形而上学
衒学者
女学校
文学
数学
学童
高等学校
...