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喰
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くは
ふりがな文庫
“
喰
(
くは
)” の例文
我国にて塩引にしたるを
大晦日
(
おほつごもり
)
の
節
(
せち
)
には用ひざる家なし。又病人にも
喰
(
くは
)
す。他国にて
腫物
(
できもの
)
にいむは、これになれざるゆゑにやあらん。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
鷺
(
さぎ
)
なりと
僞
(
いつは
)
り
喰
(
くは
)
せ我を
癩病
(
らいびやう
)
になし妻子親族に
疎
(
うと
)
ませたり故に餘儀なく我古郷を立去て原の
白隱禪師
(
はくいんぜんし
)
の御弟子となり日毎に
禪道
(
ぜんだう
)
の
教化
(
けうげ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
『孤児院設立の資金を集めるなんて云ふけれど、実際はアノ金村ツて云ふ琵琶法師も
喰
(
くは
)
せ者に違ひないんだがね。』
菊池君
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
けれど
遠
(
とほ
)
まはしに
聞
(
き
)
き
出
(
だ
)
した
處
(
ところ
)
によると、
田之浦
(
たのうら
)
の
者
(
もの
)
で
倅夫婦
(
せがれふうふ
)
は
百姓
(
ひやくしやう
)
をして
可
(
か
)
なりの
生活
(
くらし
)
をして
居
(
ゐ
)
るが、
其
(
その
)
夫婦
(
ふうふ
)
のしうちが
氣
(
き
)
に
喰
(
くは
)
ぬと
言
(
い
)
つて十
何年
(
なんねん
)
も
前
(
まへ
)
から
一人
(
ひとり
)
で
此處
(
こゝ
)
に
住
(
す
)
んで
居
(
ゐ
)
るらしい
都の友へ、B生より
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
齒のちびたるばかり五十三年になりぬ、われ一代は一足にて埒を明けんと思ひしに、惜しや片足は野良犬めに
喰
(
くは
)
へられ、はしたになりて是非もなく、けふ煙になす事よと四五度も繰りごとを言ひて
金銭の話
(旧字旧仮名)
/
太宰治
(著)
▼ もっと見る
したたかにわれに
喰
(
くは
)
せよ名にし負ふ熊野が浦はいま鰹時
熊野奈智山
(旧字旧仮名)
/
若山牧水
(著)
妻
(
つま
)
は
囱
(
まど
)
のもとに
喰伏
(
くひふせ
)
られあけにそみ、そのかたはらにはちゞみの糸などふみちらしたるさまなり。七ツの男の子は
庭
(
には
)
にありてかばね
半
(
なか
)
ば
喰
(
くは
)
れたり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
集めて
相談
(
さうだん
)
しける中長兵衞
心付
(
こゝろづ
)
き彼の
藥
(
くすり
)
を猫に
喰
(
くは
)
せて
試
(
ため
)
しけるに何の事もなければ是には何か
樣子
(
やうす
)
有
(
ある
)
べし我又
致方
(
いたしかた
)
有
(
あれ
)
ば
隨分
(
ずゐぶん
)
油斷
(
ゆだん
)
有
(
ある
)
べからずとて又七を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
『孤兒院設立の資金を集るなんて云ふけれど、實際はアノ
金村
(
かねむら
)
ツて云ふ琵琶法師も
喰
(
くは
)
せ者に違ひないんだがね。』
菊池君
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
○人病あれば
米
(
こめ
)
の
粥
(
かゆ
)
を
喰
(
くは
)
せて
薬
(
くすり
)
とす。重きは山伏をむかへていのらす。(病をいのらする事源氏にも見えたる古風也。)
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
取寄
(
とりよせ
)
是を
喰
(
くは
)
んと爲るを長助は
目配
(
めくば
)
せをなし
止
(
とむ
)
る
體
(
てい
)
故
(
ゆゑ
)
扨
(
さて
)
はと思ひ何か
紛
(
まぎ
)
らして是を
喰
(
くは
)
ず夫より又七は
新道
(
しんみち
)
の湯に行けるに長助も
後
(
あと
)
より同く
湯
(
ゆ
)
へ
來
(
きた
)
り彼の
毒藥
(
どくやく
)
をお熊が入たる事を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
妻
(
つま
)
は
囱
(
まど
)
のもとに
喰伏
(
くひふせ
)
られあけにそみ、そのかたはらにはちゞみの糸などふみちらしたるさまなり。七ツの男の子は
庭
(
には
)
にありてかばね
半
(
なか
)
ば
喰
(
くは
)
れたり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
喰
漢検準1級
部首:⼝
12画
“喰”を含む語句
漆喰
喰付
馬喰
喰込
喰物
大喰
酒喰
面喰
馬喰町
喰切
喰止
何喰
喰屍鬼
出喰
喰違
虫喰
漆喰壁
買喰
喰殺
喰気
...