“大喰”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおばみ50.0%
おおく16.7%
おおば16.7%
おほぐ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
午後雪がやんで常念や大喰おおばみが雪煙を上げている。唐沢を少し登る。横尾の岩場に塵雪崩が始終懸っているのがよく見える。
単独行 (新字新仮名) / 加藤文太郎(著)
大喰おおくわされ!」とお糸さんは烟管きせるを火鉢のかどでポンと叩いて、「正可まさか女房子にょうぼこの有る人た思いませんでしたもの。 ...
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
空を塗りつぶしている、草原の中には、黒百合の花も交っている、尾根に近くなって、横尾の谷と本谷を瞰下される、むやみに這って尾根の一角に達せられたときは「横尾の大喰おおばみ」という絶壁が
谷より峰へ峰より谷へ (新字新仮名) / 小島烏水(著)
「何よりも先づ大喰おほぐひをするんだな。」