“おおば”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大庭55.6%
祖母22.2%
大喰11.1%
青葉11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おまえ大庭おおばさんがギュウギュウ質問したもんだから、困りやがって休憩きゅうけいにしやがった、さあおもしろい、お父さんがいるか
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
江戸を落ちた徳川のながれの末の能役者だったという、八郎の母方の祖父おおじ伯父また叔父、続いて祖母おおば伯母おばまた叔母などの葬られた、名も寺路町てらみちまちというのの菩提寺ぼだいじであった。
卵塔場の天女 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
空を塗りつぶしている、草原の中には、黒百合の花も交っている、尾根に近くなって、横尾の谷と本谷を瞰下される、むやみに這って尾根の一角に達せられたときは「横尾の大喰おおばみ」という絶壁が
谷より峰へ峰より谷へ (新字新仮名) / 小島烏水(著)
もうひとここ景色けしきなかとくわたくしいたものは、むかって右手みぎてやま中腹ちゅうふくに、青葉おおばがくれにちらちらえるひとつの丹塗にぬりのおみやでございました。