“おおばみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
大喰100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
午後雪がやんで常念や大喰おおばみが雪煙を上げている。唐沢を少し登る。横尾の岩場に塵雪崩が始終懸っているのがよく見える。
単独行 (新字新仮名) / 加藤文太郎(著)
二十二日 石小舎を出発して、涸沢岳(北穂高岳)に登り、山稜を北行して、東穂高岳、南岳を経て、小槍ヶ岳(中の岳)、槍の大喰おおばみ岳を経て、槍ヶ岳に到り、頂下に一泊。
谷より峰へ峰より谷へ (新字新仮名) / 小島烏水(著)
この二の山群は山体の大さ高さにおいて相匹敵しているにかかわらず、ともに水平距離六キロの間において、前者には槍、大喰おおばみ、中、南、北穂高、涸沢、奥穂高、前穂高の八座あるも、後者は北岳
南北アルプス通説 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
そのものを仰視するような槍ヶ岳は、槍の大喰おおばみ岳を小脇に抱え、常念岳を東に、蓮華、鷲羽わしばから、黒岳を北に指さして、岩壁の半圏をめぐらしている、大喰岳の雲の白さよ
谷より峰へ峰より谷へ (新字新仮名) / 小島烏水(著)