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ふきけ
ふりがな文庫
“
吹消
(
ふきけ
)” の例文
と
思
(
おも
)
ふと、
立
(
た
)
つ
泡
(
あは
)
が、
雪
(
ゆき
)
を
震
(
ふる
)
はす
白
(
しろ
)
い
膚
(
はだ
)
の
爛
(
たゞ
)
れるやうで。……
園
(
その
)
は、ぎよつとして、
突伏
(
つきふ
)
すばかりに
火尖
(
ひさき
)
を
嘗
(
な
)
めるが
如
(
ごと
)
く
吹消
(
ふきけ
)
した。
続銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
武村兵曹
(
たけむらへいそう
)
は
前
(
まへ
)
と
同
(
おな
)
じ
樣
(
やう
)
に
其
(
その
)
扉
(
とびら
)
を
押開
(
おしひら
)
くと、
同時
(
どうじ
)
にサツと
射込
(
さしこ
)
む
日
(
ひ
)
の
光
(
ひかり
)
、
疑
(
うたがひ
)
もない、
扉
(
とびら
)
の
彼方
(
かなた
)
は
明
(
あか
)
るい
所
(
ところ
)
だ、
兵曹
(
へいそう
)
はプツと
球燈
(
きゆうとう
)
を
吹消
(
ふきけ
)
す、
途端
(
とたん
)
に、
櫻木大佐
(
さくらぎたいさ
)
は
私
(
わたくし
)
に
向
(
むか
)
ひ
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
それだけ闇を
吹消
(
ふきけ
)
す愛がいるのだ
太陽の子
(旧字旧仮名)
/
福士幸次郎
(著)
雲は
吹消
(
ふきけ
)
すごとくなくなれば
鬼桃太郎
(新字新仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
「は、」と、返事と息を、はツはツとはずませながら、一度
消損
(
けしそこ
)
ねて、
慌
(
あわただ
)
しげに
吹消
(
ふきけ
)
した。玉野の手は震へて居た。
伯爵の釵
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
強く光つていやな光を
吹消
(
ふきけ
)
すのだ
太陽の子
(旧字旧仮名)
/
福士幸次郎
(著)
解
(
と
)
けて
雲
(
くも
)
は
吹消
(
ふきけ
)
すご
鬼桃太郎
(旧字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
彼
(
かれ
)
めに
影
(
かげ
)
を
吸
(
す
)
はるれば、
人間
(
にんげん
)
は
形
(
かたち
)
痩
(
や
)
せ、
嘗
(
な
)
めらるれば
氣
(
き
)
衰
(
おとろ
)
へ、
蹂躙
(
ふみにじ
)
らるれば
身
(
み
)
を
惱
(
なや
)
み、
吹消
(
ふきけ
)
さるゝと
命
(
いのち
)
が
失
(
う
)
せる。
三人の盲の話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
尤
(
もつと
)
も
引續
(
ひきつゞ
)
いた
可恐
(
おそろし
)
さから、
些
(
ち
)
と
上
(
うは
)
ずつては
居
(
ゐ
)
るのだけれど、
鼠
(
ねずみ
)
も
妖
(
えう
)
に
近
(
ちか
)
いのでないと、
恁
(
か
)
う
吹消
(
ふきけ
)
したやうには
引
(
ひ
)
けさうもないと
言
(
い
)
ふので、
薄氣味
(
うすきみ
)
を
惡
(
わる
)
がるのである。
間引菜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
吹
常用漢字
中学
部首:⼝
7画
消
常用漢字
小3
部首:⽔
10画
“吹”で始まる語句
吹
吹聴
吹雪
吹上
吹出
吹聽
吹込
吹矢
吹掛
吹溜