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刺
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さゝ
ふりがな文庫
“
刺
(
さゝ
)” の例文
夫が見兼て此の娘は
私
(
わし
)
が貰ったと傍に有りました刀掛の脇差の小柄を取りまして投げ附けますと、其の娘の乳の辺へ
刺
(
さゝ
)
りました
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
ちよんぼりとある
薄
(
うす
)
い
眉
(
まゆ
)
は
何
(
どう
)
やらいたいけな
造
(
つくり
)
だけれども、
鬼薊
(
おにあざみ
)
の
花
(
はな
)
かとばかりすら/\と
毛
(
け
)
が
伸
(
の
)
びて、
惡
(
わる
)
い
天窓
(
あたま
)
でも
撫
(
な
)
でてやつたら
掌
(
てのひら
)
へ
刺
(
さゝ
)
りさうでとげ/\しい。
山の手小景
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
胸に思うてゞ御座りませうが
如何
(
いか
)
なることか此忠兵衞にお
話
(
はな
)
しを
如何
(
どうぞ
)
なされて下されませと
星
(
ほし
)
を
刺
(
さゝ
)
れて長三郎
發
(
はつ
)
と計に
顏
(
かほ
)
赤
(
あから
)
め面目なげに見えけるが漸々にして
首
(
かうべ
)
を下げ
和郎
(
そなた
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
指貫
(
さしつらぬ
)
き候ひぬ然ども勇氣の喜内樣故
刺
(
さゝ
)
れながらも
跳返
(
はねかへ
)
し給ひ短刀にて唯一
討
(
うち
)
にと
切掛
(
きりかけ
)
給ひしが御病中と云
深手
(
ふかで
)
を
負
(
おは
)
れし上なれば御
眼
(
め
)
眩
(
くら
)
みて吾助が
小鬢
(
こびん
)
を少し斬れしのみ
折柄
(
をりから
)
燈火
(
ともしび
)
消
(
きえ
)
ければ吾助は是を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
能々
(
よく/\
)
運
(
うん
)
に
叶
(
かな
)
ひし事かな
然
(
され
)
ど二日二夜海上に
漂
(
たゞよ
)
ひし事なれば
身心
(
しんしん
)
勞
(
つか
)
れ
流石
(
さすが
)
の吉兵衞岩の上に
倒
(
たふ
)
れ
伏
(
ふし
)
歎息
(
たんそく
)
の外は無りしが
衣類
(
いるゐ
)
は殘らず
潮
(
しほ
)
に
濡
(
ぬれ
)
惣身
(
そうしん
)
よりは
雫
(
しづく
)
滴
(
したゝ
)
り未だ
初春
(
しよしゆん
)
の事なれば
餘寒
(
よかん
)
は五體に
染渡
(
しみわた
)
り
針
(
はり
)
にて
刺
(
さゝ
)
れる如くなるを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“刺(
棘
)”の解説
棘(とげ、刺、朿)は、生物または人工物の表面における、固く頂点の鋭い円錐形の突起のこと。生物体または人工物を保護する役割で存在することが多い。また、比喩的に心に傷を与えるような言動に対して「棘のある」という言い方もする。前者の棘も後者の棘も、必要以上に多いと思われるときは「とげとげ」という擬態語で修飾される。
(出典:Wikipedia)
刺
常用漢字
中学
部首:⼑
8画
“刺”を含む語句
刺繍
刺青
突刺
諷刺
刺客
刺貫
刺戟
刺子
名刺
肉刺
串刺
刺激
刺止
刺股
絽刺
刺殺
刺々
芋刺
目刺
江刺
...