“刺止”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しと66.7%
とどめ22.2%
さしと11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こんどこそ弦之丞めを刺止しとめてしまわねば、絶大な恥辱じゃ。近く同志の公卿くげや、西国さいこくからも諸大名の密使が、ある打合せのために、徳島城へ集まろうとしている。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それがいがみ合いはじめたら、そなたはまず、側で手をたたいていてもよいということになるであろう——そなたが、最後の刺止とどめだけ刺してやればいい
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
彼は理由をくもたださずに、の怪しき坑夫ていの男を母のかたき一図いちずに思い定めて、その場を去らずに彼を刺止さしとめた。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)