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別々
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べつべつ
ふりがな文庫
“
別々
(
べつべつ
)” の例文
それぞれ
御用
(
ごよう
)
が
異
(
ちが
)
うので、
平生
(
へいぜい
)
は
別々
(
べつべつ
)
になってお
働
(
はたら
)
きになり、
偶
(
たま
)
にしか
御
(
ご
)
一
緒
(
しょ
)
になって、お
寛
(
くつろ
)
ぎ
遊
(
あそ
)
ばすことがないと
申
(
もう
)
します……。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
時間がたって、わたしたちが
別々
(
べつべつ
)
にねどこへ行かなければならないときになると、わたしは、かの女のためにナポリ
小唄
(
こうた
)
をひいて歌った。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
「きっと、
美
(
うつく
)
しい
花
(
はな
)
が
咲
(
さ
)
くにちがいない。」と、みんなは、たのしみにして、それを
黒
(
くろ
)
い
素焼
(
すや
)
きの
鉢
(
はち
)
に、
別々
(
べつべつ
)
にして
植
(
う
)
えて
大事
(
だいじ
)
にしておきました。
青い花の香り
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
提灯
(
ちょうちん
)
は
提灯
(
ちょうちん
)
、
蝋燭
(
ろうそく
)
は
蝋燭
(
ろうそく
)
と、
右
(
みぎ
)
と
左
(
ひだり
)
に
別々
(
べつべつ
)
につかんだ
藤吉
(
とうきち
)
は、
追
(
お
)
われるように、
梶女
(
かじじょ
)
の
眼
(
め
)
からおもてに
遁
(
のが
)
れた。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
谷
(
たに
)
先生もほんとうに愉快そうだった。六班がみんな思い思いの計画で
別々
(
べつべつ
)
のコースをとって調査にかかった。
或る農学生の日誌
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
▼ もっと見る
「例えばシェキスピールの生れた年は学者間に意見が一致していない。
各自区々
(
てんでんまちまち
)
別々
(
べつべつ
)
のことを言っている」
ガラマサどん
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
心
(
こころ
)
と
姿
(
すがた
)
とがいつもぴったり一
致
(
ち
)
するのが、こちらの
世界
(
せかい
)
の
掟
(
おきて
)
で、
人間界
(
にんげんかい
)
のように
心
(
こころ
)
と
姿
(
すがた
)
とを
別々
(
べつべつ
)
に
使
(
つか
)
い
分
(
わ
)
けることばかりはとてもできないのでございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
そして、
別
(
わか
)
れる
時分
(
じぶん
)
に、
二人
(
ふたり
)
は、もう一
度
(
ど
)
たずね
合
(
あ
)
ってあいたいというまじないから、インドの
魔法使
(
まほうつか
)
いからもらったびんと
中身
(
なかみ
)
の
油
(
あぶら
)
とを
別々
(
べつべつ
)
に
持
(
も
)
って
帰
(
かえ
)
った。
びんの中の世界
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
なにより先に
刑務所
(
けいむしょ
)
へ行って、父親にさようならを言うこと、それからてんでに荷物を持って
別々
(
べつべつ
)
の汽車に乗るために、別々の
停車場
(
ていしゃじょう
)
に
別
(
わか
)
れて行くという
手順
(
てじゅん
)
を決めた。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
陰気
(
いんき
)
な
姉
(
あね
)
は、
少時
(
しばし
)
は
妹
(
いもうと
)
のことを
忘
(
わす
)
れることができなかった。たとえ
気質
(
きしつ
)
は
異
(
ちが
)
っていても、そして、こうしているところすら、
別々
(
べつべつ
)
であっても、
妹
(
いもうと
)
のことを
忘
(
わす
)
れることができなかった。
灰色の姉と桃色の妹
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
別
常用漢字
小4
部首:⼑
7画
々
3画
“別”で始まる語句
別
別嬪
別離
別荘
別墅
別棟
別段
別懇
別人
別品