トップ
>
仙
>
セント
ふりがな文庫
“
仙
(
セント
)” の例文
台湾館の中では
選抜
(
よりぬ
)
き
飛切
(
とびき
)
りの台湾生れの
別嬪
(
べっぴん
)
が、英語ペラペラで烏龍茶の講釈をしながら一枚八
仙
(
セント
)
の
芭蕉煎餅
(
ばしょうせんべい
)
を出してお給仕をする。
人間腸詰
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
一本十
仙
(
セント
)
で、別に制限はないらしい。Pはビールが好きだと見えて、毎日五、六本も買い込んでは飲んでいたが、時々僕に一本か二本くれる。
比島投降記:ある新聞記者の見た敗戦
(新字新仮名)
/
石川欣一
(著)
赤盤片面一枚三
弗
(
ドル
)
の時代は、日本の小売相場は七円五十銭で、一
弗
(
ドル
)
七十五
仙
(
セント
)
均一になってから、四円五十銭に値下げされた。
名曲決定盤
(新字新仮名)
/
野村胡堂
、
野村あらえびす
、
野村長一
(著)
リンキイ君が、五
仙
(
セント
)
玉をひとつ拾っただけで、「チェッ」と舌打ち
諸共
(
もろとも
)
、銀貨を空に
抛
(
ほう
)
りあげ、意気なスタイルをみせてくれただけの事でした。
オリンポスの果実
(新字新仮名)
/
田中英光
(著)
といふのは、応募原稿が規定の千五百語より少かつた場合には、その少い語数だけ一語十
仙
(
セント
)
の割合で原稿料を払ふのだ。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
▼ もっと見る
酒はきまってる。
燃える水
(
アグワルデンテ
)
。言わば、ほるつがる焼酎。一ばい金2
仙
(
セント
)
——どいす・とすとんえす——也。
踊る地平線:08 しっぷ・あほうい!
(新字新仮名)
/
谷譲次
(著)
「さあお祝のしるしに一本! 一本いかがです。五
仙
(
セント
)
! 五仙! さあ記念に一本!」
伸子
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
即ちレーン・クロフォード半期欠損額九万五千七百六十元四六
仙
(
セント
)
、これが
填補
(
てんぽ
)
は前年度繰越金から二万六千九三元五一仙、株主準備金から二万元、一般準備金から五万元をもってする。
新種族ノラ
(新字新仮名)
/
吉行エイスケ
(著)
グラニッチ老人がくれる一時間四
仙
(
セント
)
の増給を受け取ってもいいものであろうか。
反戦文学論
(新字新仮名)
/
黒島伝治
(著)
例
(
たと
)
へば
昨年
(
さくねん
)
の七
月
(
ぐわつ
)
二
日
(
か
)
に
日本
(
にほん
)
の
標準生糸
(
へうじゆんきいと
)
百
斤
(
きん
)
の
横濱相場
(
よこはまさうば
)
は千三百二十
圓
(
ゑん
)
であつて、
其
(
そ
)
の
日
(
ひ
)
の
對米爲替相場
(
たいべいかはせさうば
)
は四十四
弗
(
ドル
)
八
分
(
ぶん
)
の一であつたから、
米國
(
べいこく
)
ではこれが五百八十二
弗
(
ドル
)
四十五
仙
(
セント
)
であるが
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
一年の後、何千
哩
(
マイル
)
隔てた海と陸の彼方で、息子が五十
仙
(
セント
)
の昼食にも事欠きながら病と闘っていることを
人伝
(
ひとづて
)
に聞いたトマス・スティヴンスン氏は、
流石
(
さすが
)
に堪えられなくなって、救の手を差しのべた。
光と風と夢
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
それによって見ると、亜米利加では小学校を卒業した者、即ち十歳くらいの子供が何か詰らない仕事をして、一日に十
仙
(
セント
)
か八仙くらいの賃銭を貰う。その給金が段々と年を重ぬるに従って増して行く。
教育の目的
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
その毛唐らが這入りがけや出て行きがけにあっしとノスタレに五
仙
(
セント
)
か十
仙
(
セント
)
ずつ呉れて行きます。たまには一
弗
(
ドル
)
も五
弗
(
ドル
)
も呉れる奴が居る。
人間腸詰
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
政府は
近々
(
きん/\
)
小包郵便の料金を
更
(
か
)
へるさうだが、一八四五年米国政府が、普通郵便物の料金を三百
哩
(
マイル
)
までは五
仙
(
セント
)
、それ以上は十仙に規則を変へた事があつた。
茶話:05 大正八(一九一九)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
まるで年の暮れに
猶太
(
ユダヤ
)
人の
莫大小
(
メリヤス
)
屋が、一
弗
(
ドル
)
の
股引
(
ももひき
)
を九十九
仙
(
セント
)
に「思い切り値下げ」して、「犠牲的大廉売」、「自殺か奉仕かこの英断!」なんかと楽隊入りで広告するような
踊る地平線:06 ノウトルダムの妖怪
(新字新仮名)
/
谷譲次
(著)
そして彼は航空郵便用の封筒と六
仙
(
セント
)
の切手を二枚僕に渡した。捕虜である僕に文通の自由が許されている訳はない。Pはそれを察して、僕の代りに投函してやろうというのである。
比島投降記:ある新聞記者の見た敗戦
(新字新仮名)
/
石川欣一
(著)
シャンパンのキルクがボーイの
鉤鼻
(
かぎばな
)
から落下すると私のパートナアが横目をつかってボーイに現金で酒代とチップを渡すように催促して別に靴先につける天花粉の代金十
仙
(
セント
)
を請求する。
孟買挿話
(新字新仮名)
/
吉行エイスケ
(著)
黄色
(
イエロオ
)
タクシイの運転手に、
インチキ英語
(
ブロオクンイングリッシュ
)
を使って、とんでもない
支那街
(
シナがい
)
に、連れこまれたことも、
市場通り
(
マアケットストリイト
)
で、一本五十
仙
(
セント
)
也
(
なり
)
の赤ネクタイを買ったことも、今は
懐
(
なつか
)
しい思い出のひとつです。
オリンポスの果実
(新字新仮名)
/
田中英光
(著)
其
(
そ
)
の
後
(
ご
)
對米爲替相場
(
たいべいかはせさうば
)
は
金解禁後
(
きんかいきんご
)
の
今日
(
こんにち
)
に
於
(
おい
)
ては四十九
弗
(
ドル
)
四
分
(
ぶん
)
の一に
騰貴
(
とうき
)
したから、
若
(
も
)
し
今日
(
こんにち
)
日本
(
にほん
)
に
於
(
おい
)
て
昨年
(
さくねん
)
七
月
(
ぐわつ
)
二
日
(
か
)
と
同
(
おな
)
じ千三百二十
圓
(
ゑん
)
の
相場
(
さうば
)
とすれば、これは六百五十
弗
(
ドル
)
十
仙
(
セント
)
に
相當
(
さうたう
)
するので
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
食堂から五十二
仙
(
セント
)
の日本ビールを一本買って来て、ベットの上にアグラを掻きながら、缶の蓋を開けて、
美味
(
うま
)
そうな
腸詰
(
ちょうづめ
)
の横ッ腹をジャクナイフで薄く切り初めたもんですが
人間腸詰
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
彼らはまた、その時貰う銅貨の多寡によって、ゴンドラの上の外国人を、自由に呪ったり祝福したりすることも出来ます。彼らは、その一
仙
(
セント
)
二
仙
(
セント
)
で、直ぐに紙巻煙草を買うのです。
踊る地平線:10 長靴の春
(新字新仮名)
/
谷譲次
(著)
そして騒ぎ立てる
聴衆
(
ききて
)
を制しながら、諸君は真つ青になつてお驚きのやうだが、今
毀
(
こは
)
したのは五千弗の
提琴
(
ヴアイオリン
)
ぢやない、実は一弗六十五
仙
(
セント
)
の安物に過ぎない、これからお聴きに達するのが
茶話:05 大正八(一九一九)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
六十
歳
(
さい
)
前後の老人夫婦から、十五歳位の少年少女のカップルに
至
(
いた
)
るまで、ダンスを
愉
(
たの
)
しんでいるホオルを
覗
(
のぞ
)
いたことも、ダウンタアオンで五
仙
(
セント
)
を
払
(
はら
)
い、メリイゴオランドの木馬に
跨
(
また
)
がったことも
オリンポスの果実
(新字新仮名)
/
田中英光
(著)
演題と五十
仙
(
セント
)
2・18(夕)
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
二十五
仙
(
セント
)
8・18(夕)
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
仙
常用漢字
中学
部首:⼈
5画
“仙”を含む語句
仙女
水仙
仙人掌
仙洞御所
友仙
遊仙窟
仙女香
仙台
鳳仙花
中仙道
仙境
気仙沼
仙家
仙北
水仙花
仙蔵
神仙譚
水仙月
仙人草
仙術
...